Random-Access Memory

(月3回以上更新目標)

2006-09-03から1日間の記事一覧

スピノザ(哲学のエッセンス)

『スピノザ(哲学のエッセンス)』(上野修著 NHK出版)を読みました。すごく面白かったです。宗教論に限定したのもよく、入門書としても素晴らしいです。宗教を「真理」(=認識)の言説から、「敬虔」(=道徳)の言説へと移し、「敬虔」の言説の文法の存立…

ポストモダンの条件

『ポストモダンの条件』(J-F・リオタール著 水声社)を読みました。この本は、思想界ではいわくつきの本です。理性なり自由なりといった「大きな物語」は消滅した。「大きな物語」=イデオロギーの終焉以後、私たちは小さな物語=ローカルな物語の時代に生…

時をかける少女

ネット上でも評判の『時をかける少女』(細田監督)見てきました。巣晴らしかったです。特にストーリー・テリングが抜群。ぐいぐい引きこまれました。この映画の手法に、反復(繰り返し)という手法があるのですが、アニメというメディアであるがゆえに、こ…