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(月3回以上更新目標)

市民の科学

ノンフィクションマラソン53冊目は、『市民の科学』です。 市民の科学 (講談社学術文庫) 作者:高木 仁三郎 発売日: 2014/03/11 メディア: 文庫 とくに実験科学や工学技術の分野では、専門性の裏づけとなるような実験装置や技術情報がもっぱら組織の内部で占…

近況報告(20年2月)

前回から少し更新が開きました。皆様、いかがお過ごしですか。私は、1月以降、体調も良く、色々なところに出かけていました。そんな中、新型コロナウィルスの問題が発生、当分の間、外出を控えようと思っています…。 ちなみに、写真は、日本橋にある三越本店…

会議の政治学

ノンフィクションマラソン、少しピッチを上げていかなければなりません。52冊目は『会議の政治学』です。 会議の政治学 (慈学選書) 作者:森田 朗 出版社/メーカー: 慈学社出版 発売日: 2006/12 メディア: 単行本 本書では、専門的、第三者的性格をもつといわ…

クローチェ 1866-1952

ノンフィクションマラソン51冊目は、『クローチェ 1866-1952』です。 クローチェ 1866-1952 作者:倉科 岳志 出版社/メーカー: 藤原書店 発売日: 2010/01/26 メディア: 単行本 ヨーロッパ思想史を俯瞰した優れたS・ヒューズ『意識と社会』は、二十世紀初頭の…

灰色のユーモア

ノンフィクションマラソン50冊目は、『灰色のユーモア』です。 灰色のユーモア: 私の昭和史 作者:和田 洋一 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 2018/02/28 メディア: 単行本 「和田先生、あんたは警察の取り調べにさいして、さっぱりたたかっておらんではな…

近況報告(2020年年末年始イベント・映画)

2020年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします!この年末年始は、例年よりも、色々な映画を観たり、イベントに参加できました。 1.参加したイベント www.gaccoh.jp 12月22日に、GACCOH主催の「ヘーゲル(再)入門ツアー 2019→2020」に参加しまし…

ノンフィクション100冊マラソン(~2019年)【倉庫】

2019年までの倉庫です。 23冊目:杉田俊介『宇多田ヒカル論』(2018.1.4)24冊目:トルーマン・カポーティ『冷血』(2018.1.5)25冊目:唐澤太輔『南方熊楠』(2018.2.21)26冊目:上野英信『追われゆく坑夫たち』(2018.4.30)27冊目:松本創『軌道』(2018.…

「視線を上に」シリーズ

視線を過去から未来に向けたいと感じています。心のなかにある漠然とした到達点を見つつ、近況のログを残していきます。「三歩後退一歩前進」シリーズで、少しだけ過去を振り返りました。 〇2018年12月初旬近況報告、中旬近況報告、下旬近況報告 〇2019年1月…

ある女優の不在

ジャハル・パナヒ監督の新作、『ある女優の不在』(英語タイトル:3faces)を見てきました。 youtu.be 『これは映画ではない』、『人生タクシー』を見たとき強い衝撃を受けたのですが、この映画ではそこまでの衝撃は感じませんでした。ただ、パナヒが少し距…

2019年12月初旬近況報告(映画・イベント)

11月中旬から風邪も引かず元気に過ごせています。動かないと体が固まるように、生活にも変化を加えていかないといけませんね。 山形に行ってから、映画熱が高まり、週に1本は映画を見るようになりました。最近見た新作映画は、『テルアビブ・オン・ファイア…

不敗のドキュメンタリー

ノンフィクションマラソン49冊目は、『不敗のドキュメンタリー』です。 不敗のドキュメンタリー: 水俣を撮りつづけて (岩波現代文庫) 作者:土本 典昭 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/01/17 メディア: 文庫 土本さんたちは、不知火海巡回映画会の上…

近況報告(2019年11月初旬)

連休はゆっくりしました。 11月2日は、友人と一緒に、虎ノ門ブックパラダイス2019に行った後、神保町古本市に立ち寄り、日本民藝館に行き、締めとして「昨年、マリエンバードで」を見ました。3日は、映画三昧。ジョナス・メカス2本と、アピチャッポン監督「…

分かりやすい映画が好きかも ~山形国際ドキュメンタリー映画祭2019旅行記

山形国際ドキュメンタリー映画祭2019で見た映画の感想です。画像右手に見えるのは「現実の創造的劇化」プログラムのパンフです。この「現実の創造的劇化」プログラムの映画を1本も見ることができなかったのは残念でした…。 記事タイトルを「分かりやすい映画…

2019年10月(山形行きました)

皆様、台風19号は大丈夫でしたか。私は、金曜日夕方に東京を発ち、月曜日のお昼まで山形にいました。念願の山形国際ドキュメンタリー映画祭に参加するためです。 計8本見ました。天童に泊まっていたのですが、土曜日は台風のため夕方に撤退、日曜日は奥羽本…

核時代の想像力

ノンフィクションマラソン48冊目は『核時代の想像力』です。大江健三郎の1968年の講演録となります。 核時代の想像力 (新潮選書) 作者: 大江健三郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/05/01 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (8件) …

2019年10月初旬報告(記事補足)

皆様、元気ですか。私は病気で寝てました。 先週水曜日夜に、突然、悪寒がしたと思ったら、39度の熱が出て、土曜日までずっと寝てました。そんな中、ブログのアクセス数が急に増えていることがわかったのですが、木曜日・金曜日と朦朧としており、やっと諸々…

在野研究ビギナーズ

ノンフィクションマラソン47冊目は『在野研究ビギナーズ』です。 在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活 作者: 荒木優太 出版社/メーカー: 明石書店 発売日: 2019/09/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 面白い本でした。特に、山本哲士…

2019年9月中旬報告

すっかり涼しくなってきました。連休で遠出しようと思ったのですが、都合が悪く、結局、先週、今週と川崎、横浜あたりをうろうろしていました。写真は、赤レンガ倉庫から撮影した写真です。私も客船に乗ってどこかに行きたい。 先週は、新海誠の「天気の子」…

映像の境域

ノンフィクションマラソン46冊目は『映像の境域』です。最近、ドキュメンタリー映画について突っ込んで考えてみたいと思っているので手に取りました。 映像の境域: アートフィルム/ワールドシネマ 作者: 金子遊 出版社/メーカー: 森話社 発売日: 2017/06/16 …

ニック・ランドと新反動主義

ノンフィクションマラソン45冊目は『ニック・ランドと新反動主義』です。 ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書) 作者: 木澤佐登志 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/05/26 メディア: 新書 この商品を含むブログを見…

2019年8月近況報告

少し涼しくなってきましたが、今年の夏も暑かったですね。夏に撮った写真を見直したところ、コメダ珈琲で涼んで本を読んでいた時の画像が出てきました。が、これは、ダイエットしている人間が撮ってよい画像ではないぞ・・・。なんだこれは。 結構、動画を見…

テレビは男子一生の仕事

ノンフィクションマラソン44冊目は『テレビは男子一生の仕事』です。 テレビは男子一生の仕事: ドキュメンタリスト牛山純一 作者: 鈴木嘉一 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2016/07/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 「しかし、私は新聞記…

失われた兵士たち

ノンフィクションマラソン43冊目は『失われた兵士たち』です。 失われた兵士たち 戦争文学試論 (文春学藝ライブラリー) 作者: 野呂邦暢 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/06/19 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 文章を草するという…

ふたつの日本

ノンフィクションマラソン42冊目は『ふたつの日本』です。 ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実 (講談社現代新書) 作者: 望月優大 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/03/13 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 同じ日本に暮らしていても、国…

近況報告(2019年8月上旬)

6月、7月があっという間に過ぎていってしまいました。この間、参議院選挙があったり、長く住んだ京都で悲惨なテロ事件があったり、吉本の騒動があったりしました。私は世の中の動きと決してシンクロした生活をしているわけではないのですが、少し思うことが…

自由学問都市大坂

ノンフィクションマラソン41冊目は『自由学問都市大坂』です。ノンフィクションというよりは、思想の解説本に近いですが。 自由学問都市大坂―懐徳堂と日本的理性の誕生 (講談社選書メチエ) 作者: 宮川康子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/02 メディア…

苦海浄土

ノンフィクションマラソン40冊目は『苦海浄土』です。 新装版 苦海浄土 (講談社文庫) 作者: 石牟礼道子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/07/15 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 175回 この商品を含むブログ (71件) を見る 呂太后をもひとつの人格…

ノモンハンの夏

ノンフィクションマラソン39冊目は『ノモンハンの夏』です。 ノモンハンの夏 (文春文庫) 作者: 半藤一利 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2001/06/08 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (35件) を見る ノモンハン敗戦の責任…

「エクス・リブリス」へのちょっとした違和感

話題の映画「エクス・リブリス ニューヨーク公共図書館」を観てきました。 moviola.jp フレデリック・ワイズマンはずっと昔に1本観た限りでした(確か「メイン州、ベルファスト」だったと思いますが詳しくは覚えていない…。)。ナレーションを排する「ダイレ…

近況報告(2019年5月)

5月は10連休があったため、「一息つけた」という感じがありました。浜松、名古屋、大阪、京都、(昨日6月1日ですが)浦安と、出不精な割には色々足を運びました。上は浜松駅前の画像ですね。 浜松、大阪、京都では旧交を温め、名古屋では友人に誘われライブ…