スピノザ(哲学のエッセンス)

スピノザ(哲学のエッセンス)』(上野修著 NHK出版)を読みました。

すごく面白かったです。宗教論に限定したのもよく、入門書としても素晴らしいです。宗教を「真理」(=認識)の言説から、「敬虔」(=道徳)の言説へと移し、「敬虔」の言説の文法の存立条件を明らかにする、また、敬虔の言説と政治の言説との関係を明らかにする方法、これはスピノザ嫌いで知られるレヴィナスの手法と似ています。もちろん、レヴィナスは「一貫性」なり、「証明」なりは嫌いなのですが。