『父親たちの星条旗』(クリント・イーストウッド監督)を見た。
傑作だった。映像に力がある、特に戦闘シーン。
アメリカの財務省は、硫黄島で旗を掲げた「英雄」を、戦争続行のために必要な戦時国債のキャンペーンに利用した。その集金パーティーに彼らをゲスト出演させた際のシーンがすごい。デザートとして出されたアイスクリームが硫黄島の形をしており、そこに赤い(血の色の)ストロベリーが垂らされる。そこで主人公がフラッシュバック的に、硫黄島の戦闘を思い出す。キャンペーンの欺瞞性と、戦場の悲惨を一瞬にして、映像として呈示する。これはすごい。。。