ダーウィンの悪夢

『ダーウィンの悪夢』(フーベルト・ザウパー監督)を見ました。

この映画、TVや新聞では、グローバル化の弊害についての「啓蒙」的な映画である、という紹介をされていた気がします。実際見てみるとかなり印象が違いました。グローバル化の弊害に対し、ため息にも似たかなりシニカルな視点でもって接しています。

例えば、EUの使節団が、インタビューでタンザニアの食品工場の衛生管理が世界的レベルに達しているという話をしたシーンのあとに、その加工後の魚のごみを食料品として現地の人が食べるシーンをはさみます。こうした事実を告発調というより、淡々と描いていきます。この冷静な描き方が非常に印象に残りました。