インフォアーツ論

『インフォアーツ論―ネットワーク的知性とはなにか?』(野村一夫著 洋泉社新書y)
を読みました。

書かれてある内容以前に、社会学的知識がネットを考える上で、かなり効果的であることに驚きました。「状況に埋め込まれた学習」や「リスキー・シフト」などは社会学社会心理学ではよく知られた言葉だといます。しかし、これらをネット環境に適用し解釈しようとするとうまく解釈できたり、できなかったりする。このように既成の社会学用語を「準拠枠」とすることで、ネットを相対化してみることができているように感じました。

本の趣旨として、「インフォテック」(情報工学)に対し、「インフォアーツ」(「情報学芸力」)、平たく言えば「情報の編集能力」の重要性を説いています。これはまさにその通りだと思います。

以下作者への意見でなく、自戒となるけど。。

「情報編集能力をつけるべきだね」とか「情報リテラシーは必要だ」という前に、自分がどんな問題を考えて調査し、どういう形で情報発信していくのか、せんじずめればコンテンツの内容が一番大事だと思うので情報能力一般・情報リテラシー一般で止まっては、道半ばかと思っています。