「捨て子」たちの民俗学

最近、「ベビークラッペ」についてのミニルポルタージュを書いているのですが、なかなか難しいです。

参考文献として
『「捨て子」たちの民俗学―小泉八雲と柳田國男』(大塚英志著 角川選書)
を読みました。

少し内容に重複が多いかなと感じましたが、知らないことだらけで、参考になりました。

田山花袋柳田國男との「自然主義」解釈の違い、前者は「私」がとらえる事実に着目するのに対し、後者は「私たち」(日本人)が持っている(とされる)自然的・無意識的傾向性といったものに着目していたという点。

「捨て子」が昭和前期に減る代わりに、母子心中が増えていったこと、それを柳田國男は、共同体が子育てをするのではなく、母親のみが子育てをするようになった帰結として考えたこと。

この2点は、非常に参考になりました。