児童虐待

『児童虐待―現場からの提言』(川崎二三彦著 岩波新書)
を読みました。

「ベビークラッペ」についてのミニルポの参考資料。児童虐待の法改正の過程に触れながら、児童虐待に対応する児童相談所の取り組みについて、現場の状況が丁寧に報告されています。

やはりと思ったのは下の指摘。

「(・・・)児童相談所が関与するあらゆる相談の背景には、広い意味での貧困問題が影を落としているといわざるをえないのである。そう思って改めて児童虐待の問題を見ていくと、それらの相談にも増して深刻な状況が、つまり非常に厳しい貧困問題が奥深く存在していることに気づかされる。」(p220-221)

『赤ちゃんの値段』を書評したときも感じましたが、個人として経済的に自立することと、家族として自立すること、自立といっても様々な観点がある。ミニルポではそこらをきちんと書いていければと思う。