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(月3回以上更新目標)

ブックレット(生命尊重センター)

『赤ちゃんの命が助かるために!−赤ちゃんポスト、胎児傷害、妊娠葛藤についての提言』というブックレットを読んだ。

http://homepage2.nifty.com/embryo/videokaisetu.htm

前半は「赤ちゃんポスト」に関するシンポジウムの記録、後半は金澤文雄さんの「いのちと法」に関するコラム集でした。

このブックレット、生命尊重センターというところが出しています。感覚的な次元の話で恐縮ですが、キリスト教的すぎてついていけないところもありました。ただ、感嘆せざるを得ないのは、人命や生命が大事だと原理原則を振り回すのではなく、「赤ちゃんポスト」、「妊娠葛藤相談」など、次々と制度的な装置を世のなかに出していることです。生命尊重という思想より、その1個1個の実践の方に惹かれてしまいます。交通事故による胎児障害の法的問題には衝撃を受けました。生命倫理学は机上の学問でないことを痛感しました。しかし、これはまた別の機会に。