文芸漫談

先週、大原に行ったと書きましたが、実は多少、研究っぽいこともしてきました。

大岡昇平に『野火』という作品があり、その解読(?)を行ったのですが、いろいろな二次文献を押さえて抜群に切れるなと感じたのは、奥泉光いとうせいこうの「文芸漫談2」での野火読解でした。

http://www.k-kikaku1996.com/work/bunman/index.html

(ちなみにどこが切れているかと思ったかというと、大岡の作品を文体レベルからきちんと批評している点です。それはそれでまたどこかで。)

そこで書籍化された「シリーズ1」を呼んでみました。

文芸漫談―笑うブンガク入門

シリーズ1は個別作品論でなく「小説とは何か」というテーマでの漫談でした。そのなかでは、物語と小説との違い、物語が共同的な単一の「型」であるのに対し、小説が雑種性(批評性)を持ったものである点が強調されていました。具体的作品について語っている「シリーズ2」の方がよいなと思いはしましたが、なかなかどうして小説入門書としても納得させられる箇所も多くありました。

では私にとって文学とは・・これは自分史とも関係していきます。またどこかで話ませう。