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言語としてのニュージャーナリズム

年度末年度始は何かと忙しい・・。最近、本をほとんど読まずじまい。基本情報処理技術者試験の勉強は全くしずじまい(笑)。しかも世の中はこんな感じで、私自身も長生きできそうにないな。
http://www.ourplanet-tv.org/whats/2008/20080409_12.html

さてそんなこんなのなか読んだ本が『言語としてのニュー・ジャーナリズム』(玉木明著)

言語学吉本隆明言語学?)に傾倒しているらしく、言語とは何かという基礎的なところからニュージャーナリズムを論じている。取り上げられている作家は、トム・ウルフゲイ・タリーズハルバースタム沢木耕太郎など。いろいろな点で参考となったが、ジャーナリズムの言語が現実の出来事に対して「指示表出的」であり、文学の言語が世界を自己に内在化させる「自己表出的」であるという図式化が単純かもしれないが、有効だと思った。この両極を軸とすれば、文学のノンフィクション化、ノンフィクションの文学化が整理されやすくなる。

ただこのようにいろいろ「ごたく」(理論)はあるのだろうけど、まずは自分で面白いものを書いてみないと。