高校生のためのメディアリテラシー

『高校生のためのメディア・リテラシー』 (林直哉著 ちくまプリマー新書 69)
を読みました。

すごく面白かった。

メディアをどう扱うかというだけでなく、作品をどう人に伝えていくか、作品がどう人間関係を変えるかというアナログな部分を強調しているのがとても印象に残った。

例えば「コミュニティ」の重要性を描いた下の部分は特に印象に残った。

情報の発信といえば、今ではインターネット上のブログやウェブページが思い浮かびますが、これは、あくまで個々が発信するシステムです。「仲間と協働するシステム」とは特性が異なるものと私は考えます。放送部や新聞部では、仲間同士がネットワークを作り、互いの欠けている点を補完しあうことによって、驚くほど大きな力を発揮するのです。作品は、ときに社会に対して重層的な構造をもって影響を与えます。(p115)

大学時代、私はサークル活動が苦手だった。いろいろな人間関係のからみあいがあり、それにつきあうことが非常に大変だったからだ。今、ひとりでいろいろなことを夢想したりするも、自分を磨ける「コミュニティ」はどこにあるのかとも思ってしまう。

自分に必要なのは、また書いてみたいのはこの本の社会人版かもしれない。