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映画短評2本

映画短評2本

■ランド・オブ・ザ デッド(ロメロ監督)
きわめて政治的にわかりやすいゾンビ映画。というか露骨にブッシュ政権批判だった。

■オール・ザ・キングスメン
これはとても面白かった。ヒューイ・ロングという政治家がモデルらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0

下級公務員出のアメリカの政治家が、権力に上り詰めながらも暗殺される出来事を描いています。

この映画の主人公は、民衆にとっては「善」です。民衆の力が彼のバックグランドにあります。彼は時に腐敗などの「悪」に手を染めることがあります。が、彼は「善は悪から生まれることがある」と言い放ちます。彼の「悪」と大企業が犯してきた裁かれざる「悪」とどちらが重い、と問うていくのです。政治と司法との関係も含め、とても面白かったです。