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せいか隣人まつり

本日、私が住んでいる京都府精華町の「せいか隣人まつり」に行ってきました。この「隣人まつり」、パリ発祥の、自治活動のしかけらしいです。

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始まりは1999年。パリの区議会議員アタナーズ・ペリファンさんは、隣のアパートで死後1カ月が過ぎた80代女性の孤独死を発見した。ショックを受けたペリファンさんは「住民同士の触れ合いがあれば、こんな悲劇は起こらなかった。孤独や引きこもり、無関心に立ち向かわなければ」と周囲の住民に声をかけ、アパートの中庭で持ち寄りのささやかなパーティーを開いた。それはパリ市全体に広がり、フランス全土、欧州各国へ。

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西日本新聞 2009年11月08日 23:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/topics/20090510/20090510_0001.shtml

で、この「せいか隣人まつり」は、昨年策定された「地域福祉計画」をもとに、自分の所属する中学校区ごとに、今後5年間の間に行った方がよいことを参加者がいろいろ出し合う催しとの説明がありました。

参加したイメージとしては「パーティー」よりは、「ワークショップ」に近い感じでした。やはりひとといろいろ話してみるものです。

「この町で何が優先度の高い福祉的事項か」という問いに対し、私は「防災体制の整備」をあげたのですが、他の参加者の方は「コミュニティカフェの設立」だとおっしゃられます。理由は「本当に防災に役立つのは行政ではなく人間関係である」というものです。なるほど、と思いました。自分が気付かずに行政優位の思考になっていたことに気付かされました。

他にも、「自治会役員の負担が大きい」という定番の話から、「●●研究所がうちの近くにあるが何やっているかわからない」、「集会所の防災バケツの場所は多くの人が知っているが、置き場のカギを誰が持っているかわからない」という意見まで、なるほどこんな問題があるのだなと、発見できた1日でした。