インビクタス‐負けざる者たち‐

クリント・イーストウッドの新作、
インビクタス‐負けざる者たち‐」を見てきました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/


この映画、実はそれほど期待してはいなかったのですが、
まとまったよい映画となっていました。


この映画のキモは、マンデラを、徹頭徹尾、
"政治的な存在"として描いていることだと、私は考えます。
その視点が単なる「スポーツ感動もの」と違った視点を
この作品のなかに導入しています。


■以下、内容に入ります。


マンデラが、白人に対する赦しや和解を唱えたのは、
彼に人徳があったからではなく、
国家統合のために赦しや和解のプロセスが必要だったからです。
復讐心や私的感情を極限まで抑え、
家族を犠牲にしてまでも、マンデラが和解を進める姿が描かれます。


マンデラは国家統合のために
ラグビーチームを活用しようとします。
おそらくマンデラは本当はラグビーには興味がなかったでしょう。
ラグビーを徹底的に政治に利用するのです。


ラグビーチームがW杯で優勝した時に、
マンデラは主将に極めつけの言葉を言います。


「諸君らの貢献に感謝する」


「勝利」を喜ぶというよりは、
国家統合への「貢献」について感謝をするのです。


感動というよりは、分断された国家を統合する方法について、
レクチャを受けた感じとなりました。