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高揚感なき選挙

昨年の8月から1年あまり。今回の参議院選挙は高揚感なき選挙でした。

「自民」「民主」痛み分け、「みんな」が躍進ではないかというのが、およその定説で、それを覆す要素もなかったからです。

私は、風変りかもしれませんが、普天間問題を投票行動の中心に置きました。消費税増税については、意図と正当性はわかるものの、普天間問題の「煙幕」として使われたのではないかという懸念が払しょくできませんでした。ただ普天間問題は、何一つ解決していませんし、自民が躍進したところで、解決するとは思えません。もっというと社民・共産が躍進しても、解決は厳しいでしょう。消費税増税についても、なんのために増税するかという点を見過ごして導入すると、格差が更に広がる可能性があります。

衆参のねじれが生じ、現政権の政治技法は行き詰る可能性が高いです。そこでもう一段の変化が起きる。…ということもよく言われることで、あまり高揚感のない選挙でした。

[追記]
一夜、明けると、思いのほか、自民党が勝っていました。痛み分けではなく、自民勝利ですね。