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(月3回以上更新目標)

近況報告(2020年年末年始イベント・映画)

2020年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします!この年末年始は、例年よりも、色々な映画を観たり、イベントに参加できました。

1.参加したイベント

www.gaccoh.jp

12月22日に、GACCOH主催の「ヘーゲル(再)入門ツアー 2019→2020」に参加しました。ヘーゲルの入門的な講義に加え、『精神現象学』の一節を実際に読むという企画です。改めて読むと、ヘーゲル、かなり面白いと感じました。仕事などでより上の視点から物を考える必要があることがあるのですが、その際、ヘーゲル弁証法の思考が参考になる気がします。『精神現象学』には二度ほど挫折しているので、再挑戦してみようと思います。

philcul-newq-1.peatix.com

1月11日には、SHIBUYA QWS、フィルカル、ニューQの三者合同の哲学イベントに参加しました。一番印象に残ったのは、働く上で哲学を切実に欲している人が多いということでした。しかもその必要性が、個人の生き方の指針としてというよりは、社会的な問題を解決するためのものである点が特に印象深かったです。『フィルカル』、ある人に購入しますよ!と約束した手前、購入して読もうと思っています。

2.観た映画

年末に、いわゆる名画座の劇場で、『ブルースブラザーズ』、『西鶴一代女』、『クレイマー、クレイマー』を観ました。いずれも傑作で素晴らしかったです。

www.youtube.com

『つつんで、ひらいて』は、装幀家 菊池信義のドキュメンタリーです。本を装幀という観点から見たことがなく、とても感銘を受けました。興味深かったのは、彼がモーリス・ブランショに影響を受けていることです。なぜブランショ?となると思うのですが、モノとしての本は人称性がない物質的な存在であり、それがブランショのいう文学空間と(同じではないものの)近い性格を持つものだからです。このような思考の結びつきがあるのかと目から鱗が落ちました。

今年は、引き続き、もっとたくさんのイベントに行き、映画を観ようと思ってます。