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ありがとう トニ・エルドマン

そういえば、最近、ヨーロッパ映画ばかり見ている気がします。


【予告編】映画『ありがとう、トニ・エルドマン』

『わたしは、ダニエル・ブレイク』はワーキングクラスの困難を描いていましたが、この映画はグローバル資本主義の中に生きるホワイトカラーの哀しみを描いています。

この映画のヒロインは石油会社のコンサルをしていて、高額の報酬を得ています。しかし、その生活が圧倒的に貧しく、人間の生理に反しているのです。コメディー要素も強く、基本的に人情ものなのですが、背景にあるホワイトカラーの虚しさが大変印象に残りました。

※追記(7.16)

エンディングの曲は、The Cure ”Plainsong” なんですね。詞を読ましたが、人生のシビアさと笑いがテーマだと再確認しました。


The Cure - Plainsong (Music Video)