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(月3回以上更新目標)

航路を変える(21年6月)

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このブログ、月5回更新する予定だったのですが、3か月に1回しか更新してないではないですか。少なくとも1週間に1回程度、更新しないといけないですね。ともあれ、短くてもよいので書いていきます。

 随分前に読んだ本、今話題の『独学大全』にも、「記録を取る者は向上する」とありました。この『独学大全』、大変話題となっている本で、私が何か書いても屋上屋を架すだけなのですが、縦糸が学習科学、横糸がメディア論ともいえる本で大変読み応えがありました。特に学習科学の面白さに目を見開かされました。学習科学には、ただ教わるだけでなく、どうしたら自立して学習することができるようになるかという問いが根底にあると感じました。この問いは大変興味深く、紹介されていた『学習科学ハンドブック』も読んでみたいなと思っています。


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また、最近、やっとNetflixオリジナル映画「マリッジストーリー」を観ましたが、噂どおりクオリティが高いですね。論じられているかどうかわからないのですが、この映画はフェミニズムの異議申し立て以降の映画に私には見えます。映画中、アダム・ドライヴァーは、子供を育てるための転居(家庭生活)と自身の舞台監督としてのキャリアの二択に悩みます。これは、今までは、主に女性が抱えてきた二択ではないでしょうか。それがこの映画では、女性ではなく、男性が担う課題として現れます。また、いかにも(いささか戯画化されているともいえる)フェミズム的思想を持つ弁護士(ロラ・ダーン)の提起する主張と対比して、様々なシーンで「愛」「ケア」の領域が描かれています。その「愛」の領域は、靴紐を結ぶことであったり、紙を切ったり、ドアを閉めたりする、その瞬間、瞬間に具現化するのです。

画像は、これも大変話題となっていました「鳥獣戯画」展の画像です。何より動物の楽しそうな姿がよかったです。

また1週間後、頑張って書こうと思います。