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(月3回以上更新目標)

航路を変える(22年1月その2)

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お疲れ様です。寒い日が続きますね。東京でも、先週の木曜日は雪が積もりました。上の写真は、家の近所の公園の雪だるまの写真です。

さて、昨年末からこの1月にかけて、忙しくて何も出来ていないという感じです。なんでこんなにバタバタしているのだろう・・・。

一応、ゴッホ展、バンクシー展、ミイラ展と、色々、展覧会は回りました。どの展覧会も観客の方がそれなりに入っていて、よい感じになっている気がしました。が、私は、コロナ禍で対人距離を開ける癖が出来たのか、早めに切り上げてしまいました。気づかないうちに、コロナ禍の生活での影響が出てきているのかもしれません。図録を買ってきた展覧会もあるので、改めて内容を確認したいなと考えています。


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映画も全く見れてないのですが、噂の「ドライブ・マイ・カー」は観てきました。一筋縄でいかない映画ですね。論じるにはもっときちんと観る必要がありますが、現時点で気づいた点を。

クライマックスともいえる、北海道にあるドライバーの女性の家のシーンを観たとき、私はかなりの違和感を感じました。セリフで感情を表現しすぎているのです。ただ、これは監督の意図的演出ではないかと考えています。この映画は、日常のシーンが「地」、劇中劇のシーンが「図」となっていると思いますが、雪山のシーンは極めて「劇」的な演出となっています。映画の中で、日常こそが劇となる、図と地の転換が起きているのではないかと思うのです。

「ドライブ・マイ・カー」は、私たちが普段生きるなかで劇的な要素がどのような影響を与えるのかを考えるためのヒントになる映画なのではないかと考えました。1回観ただけでは正しい感想か分からないので、気になることがもっと出てきたら観直そうかなと考えています。