『権利のための闘争』(イェーリング著)
を東京への道中で読む。
権利とは不断に勝ち取るものであるという主張は、
新しいものではないけど、下の部分に共鳴。
「しかし専制者は、木を倒すにはどこに手を着ければよいかを心得ている。
かれは梢はそのままにしておいて、根を切ってしまう。
専制者はつねに、私権=私法に介入し個人を痛めつけることから始めたのである。
その仕事がうまくいけば、木はおのずから倒れるであろう。
したがって、専制者に立ち向かうには
何よりもこの段階で対抗することが必要である。」(p109)