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(月3回以上更新目標)

2010-01-01から1年間の記事一覧

2010年の総括

毎度、恒例の今年の総括です。まずは昨年立てた目標を確認してみます。 - [0]仕事を第一にしつつ、 [1]なるべく外に出て、たくさんの人と知り合り、 いろいろな企画を率先してやる。 [2]「市民調査」系サイトを増強する。 - 振り返ってみると、今年は目標…

貧乏物語

ノンフィクションマラソン4冊目、『貧乏物語』です。貧乏物語 (岩波文庫 青132-1)作者:河上 肇発売日: 1965/10/16メディア: 文庫 ノンフィクション100冊シリーズを始める際、ノンフィクションのブックリストをいろいろ見たのですが、参考にしたリストの1つに…

ゲランドの塩物語

ゲランドの塩物語―未来の生態系のために (岩波新書)作者:コリン・コバヤシ発売日: 2001/05/18メディア: 新書ノンフィクションマラソン3冊目、『ゲランドの塩物語』です。いろいろ考えた結果、今後は、こちらのブログにも転載することにしました。 この本は、…

ノンフィクションマラソン1、2冊目

■1冊目 澤地久枝『密約』 ■2冊目 斎藤茂男『父よ!母よ!』3冊目は『ゲランドの塩物語』、4冊目は『貧乏物語』を予定しています。

ノンフィクション100冊マラソン始めます。

100冊ノンフィクションを読むマラソンを始めます。

先住民族の「近代史」

先住民族の「近代史」―植民地主義を超えるために (平凡社選書)作者: 上村英明出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2001/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (6件) を見るこれは面白い本です。尖閣諸島問題、北方領土問題、そしてCO…

日本の森はなぜ危機なのか

日本の森はなぜ危機なのか―環境と経済の新林業レポート (平凡社新書)作者: 田中淳夫出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2002/03メディア: 新書購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る 最近、中山道ぞいにご縁が出来た関係で、林業について…

木曽平沢・奈良井に行ってきました

日曜日に、木曽十一宿の木曽平沢と奈良井に行ってきました。まず木曽平沢の木曽漆器館に行き、その後、平沢の街を散策しました。木曽平沢は本当に漆器街という感じでした。その後、奈良井に移動。江戸時代の風情がそのまま残されている街並みでした。大火が…

漆百科

漆百科作者:山本 勝巳発売日: 2008/05/31メディア: 単行本 とある事情から漆の歴史を調べる必要があり、この本を読みました。「モノに歴史あり」という感じです。以下の2つのパッセージが印象に残りました。 金色に輝く金が注目され、薄い金箔が漆ではってあ…

映画「悪人」

素晴らしいです。本当に素晴らしかった!タイトルが「悪人」となっていますが、この映画がテーマとしているのは個人に帰属される「善悪」ではなく、社会の「構造的暴力」ともいえるものです。都市と地方の格差、大学生と肉体労働者の格差など、圧倒的な社会…

電子書籍の真実

電子書籍の真実 (マイコミ新書)作者: 村瀬拓男出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2010/07/24メディア: 新書購入: 4人 クリック: 45回この商品を含むブログ (15件) を見る 非常に面白い本でした。どの点が面白いというと、綿密な現状分析に加…

ウェブがわかる本

ウェブがわかる本 (岩波ジュニア新書)作者:大向 一輝発売日: 2007/04/26メディア: 新書うわさ通り非常に分かりやすい本でした。勉強になりました。ウェブでは、1)見つけるスキル、2)判断するスキル、3)伝えるスキル、4)コミュニケーションするスキルの4者が…

最近読んだ本

機会があって読んだ本。備忘録まで。地に呪われたる者 (みすずライブラリー)作者:フランツ ファノンメディア: 単行本→私にとっては、暴力論よりはその手前にある思考が面白かった。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83…

Googleエディション(関西)説明に行きました

版元ドットコムさんが主宰した、Googleエディション(関西)説明会に行ってきました。TBSのカメラも入っていて、関心の高さを伺い知ることができました。以下、文責は私で、まとめを。■全体の流れ まず現在のGoogle ブックスの説明から入り、そのあとでGoogl…

ブックビジネス2.0

ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系作者:岡本 真,仲俣 暁生,津田大介,橋本大也,長尾真,野口祐子,渡辺智暁,金正勲発売日: 2010/07/16メディア: 単行本『ブックビジネス2.0』を読みました。この本の概括的書評は、多くの方がされると思います。…

電子図書館

電子図書館 新装版作者:長尾 真発売日: 2010/03/19メディア: 単行本今頃になって読みました(汗)。ヨイショも批判もせず、以下、感想を淡々と。長尾さんの先見の明は確かにすごいと思いました。それ以上にこの本が書いている未来像がネット上ではかなりの程…

高揚感なき選挙

昨年の8月から1年あまり。今回の参議院選挙は高揚感なき選挙でした。「自民」「民主」痛み分け、「みんな」が躍進ではないかというのが、およその定説で、それを覆す要素もなかったからです。私は、風変りかもしれませんが、普天間問題を投票行動の中心に置…

Twitter感

本当は長い文章を書きたいのですが、食わず嫌いはいけないと思い、Twitterはじめました。1週間くらいやっただけですが、不思議な感覚です。仕組みはブログかもしれませんが、サービスの本質としては、ブログではありません。あとTwitterの特徴は、リアルタイ…

沖縄密約

沖縄密約―「情報犯罪」と日米同盟 (岩波新書)作者:西山 太吉発売日: 2007/05/22メディア: 新書西山さんが書かれた沖縄密約に関する本です。この本を読んで、2005年以降の米軍再編は、大きな意味を持つ出来事だと確信しました。 この本のポイント(白眉)は、…

森の健康診断に参加しました

森の健康診断に参加してきました。 行ってきたのはこんなところです。 一見、問題なく見える森の様子。 これでも「超過密」状態とのこと。 自然に枯れてしまった木も散見されます。 せっかくなので少し林業について調べてみたいと思います。

「アメとムチ」の構図

「アメとムチ」の構図―普天間移設の内幕作者: 渡辺豪出版社/メーカー: 沖縄タイムス社発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見るこの本は、米軍再編後の普天間基地移設の経緯についてのノンフィクションです…

記事1本目をアップ

記事1本目をアップしました。 普天間移設問題について自分なりに調べてみました。 文面修正、レイアウト修正、適宜行いますのであしからず。 (修正履歴はつけていきます)http://tsubosh2.web.fc2.com/okinawa_01.html - (1)SACO合意から 2009年9月…

お笑い米軍基地

とある会合で↑を知りました。笑えるけど、かなり複雑な気分に。

グリーンゾーン

「グリーン・ゾーン」(ポール・グリーングラス監督)を観てきました。まず、私は手持ちカメラ、ブレブレ映像大好きなので、どうしてもこの手の映画には好意的になってしまいます。(ちなみに「仁義なき戦い」も大好きです。)この映画は、イラクの大量破壊…

サイト作りに入ります

なかなか手をつけられていなかったサイト作りに 時間を割くことにしました。 まだトップしか作成していませんが、 月1テーマで作成していきたいと考えています。 ■Alternative Citizen Research http://tsubosh2.web.fc2.com/ - 最近、Twitterが盛んです。We…

オーケストラ!

かなりいい映画です。この映画の的確な批評を、粉川哲夫さんがされています。(この批評、かなり気合が入っています) http://cinema.translocal.jp/2010-02.html#2010-02-10最後のコンサートのシーンがすごいと言われていたけど、前半のドタバタも好きです…

プレシャス

「プレシャス」を見てきました。いい映画でした。観る前には社会派独特のしんどい展開になるかもしれないと思っていましたが、観終わった後、希望が持てる素晴らしい映画でした。この映画の監督はインタビューで、「自分自身の愛し方について学ぶ映画だ」と…

戯曲「沖縄」(木下順二)

子午線の祀り・沖縄―他一篇 (岩波文庫―木下順二戯曲選)作者:木下 順二発売日: 1999/01/18メディア: 文庫戯曲「沖縄」 「どうしても取りかえせないことを どうしても取りかえすために」(p.240) この作品は、機会をみて、きちんと論じたいと思います。

実学上等!

前回のエントリ書いてから、いろいろ考えていました。このブログの方針としては、あまり人を批判せず、ある特定の個人・作品を論評する場合、その方のなるべく高い「鞍部」を捉えたいと思っています。内田さんのエントリを読み返してみて、ゼミ生の方との信…

「就活に喝」エントリ

内田樹さん「就活に喝」エントリ、確かに面白いですね。■内田さんのブログ http://blog.tatsuru.com/2010/04/14_1233.phpこの文章自体が、記述的な文章ではなく、遂行的な文章になっています。でもこのエントリに諸手を挙げて賛成かと問われるとちょっとどう…