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(月5回更新、累計1000記事目標)

批評を書き溜めてアルバムを作ることを目指しています。(まず10本)

「【映画評】<映画>と<映像>のリミットを往還する―ジャハール・パナヒ『これは映画ではない』『人生タクシー』論」(前編)(後編) 「【ロング書評】ジャック・デリダ『アーカイヴの病』を読む」(前篇)(後篇) 「【映画評】沈黙、発話、発達~映画『…

2020年までにノンフィクション100冊マラソンを達成したいなと考えています。

以下は、マラソン本のインデックスです。1件当たり、600字から800字くらいまででコンパクトに感想を書きたいと思います。今年中に終わるかな?50冊名:和田洋一『灰色のユーモア』(2020.1.17) 51冊名:倉科岳志『クローチェ 1866-1952』(2020.2.1) 52冊名…

航路を守る(2020年近況報告)

今年のテーマは「航路を守る」です。晴れの日も、雨の日も、嵐の日も淡々と。 (上半期)年末年始、2月、3月、4月(1)、4月(2)、5月、6月 (下半期)7月 tsubosh.hatenablog.com

航路を守る(7月)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。写真は、お台場のレインボーブリッジです。 私は、徐々に外に出て体を動かしています。休日は1時間くらい歩くのが習慣になっていて、体がとても喜んでいるのがわかります。コロナが再流行し、再び自粛生活が始まっても散歩…

言語と行為

久しぶりに哲学の本を読みました。 言語と行為 作者:J.L.オースティン 発売日: 1978/07/01 メディア: 単行本 そしてこれら失敗に終わる事例においてなされた発言については、それを偽であるというべきではなく、むしろ一般に不適切(unhappy)であるというべ…

航路を守る(6月)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。緊急事態宣言も明け、私は徐々に普通の生活に戻りつつあります。コロナの影響でコロコロしてしまい、かなり太ったので、体を絞らないといけないです。上の写真は、お台場に行く機会があり、立ち寄った科学未来館の地球儀で…

試験勉強という名の知的冒険

ノンフィクションマラソン60冊目は『試験勉強という名の知的冒険』です。 試験勉強という名の知的冒険 作者:富田 一彦 発売日: 2012/04/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) 脱線がだいぶ長くなったので、ここでまとめをしておこう。我々が今注目しているの…

教育の職業的意義

ノンフィクションマラソン59冊目は『教育の職業的意義』です。 教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ (ちくま新書) 作者:本田 由紀 発売日: 2009/12/01 メディア: 新書 戦後の経済復興や社会の民主化・平等化が高校進学率を急速に押し上げたという「教…

航路を守る(5月)

皆様、いかがお過ごしですか。 各種報道によると非常事態宣言の解除が近づいているようで、内心ホッとしています。手帳を見ると3月23日頃から真っ白になっていて、この時期から空白な時間が始まっています。例年、この時期は年度の切り替わりの時期で忙しい…

黒檀

ノンフィクションマラソン58冊目は、リシャルト・カプシチンスキ『黒檀』です。 黒檀 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集) 作者:リシャルト・カプシチンスキ 発売日: 2010/08/11 メディア: 単行本 ヨーロッパ人は、アフリカにいても、そのごく一部しか…

航路を守る(4月下旬)

皆様、いかがお過ごしですか。 私はずっと自粛生活を続けています。自粛生活だと気分転換が難しいですね。体調はよいのですが、何もする気がせず、昨日、今日と1ページも本を読めずじまいでした…。 コロナの話題は気が乗らないのですが、1点だけ報告します。…

残業学

ノンフィクションマラソン57冊目は、『残業学』です。 残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書) 作者:中原淳,パーソル総合研究所 発売日: 2018/12/12 メディア: 新書 残業という現象は、物理現象ではありません。組織の現象であり、…

ブロッホの生涯

ノンフィクションマラソン56冊目は、『ブロッホの生涯』です。 ブロッホの生涯―希望のエンサイクロペディア (平凡社選書) 作者:好村 冨士彦 メディア: 単行本 人間は蛇の誘惑によって知慧の木の実を食べ、それによって天国から追放されたと聖書に言われてい…

航路を守る(4月中旬)

皆様、いかがお過ごしですか?3月末の記事では、呑気に桜の画像を載せたりしていたのですが、新型コロナウィルス感染拡大の勢いは止まらず、突如、緊迫の度が増してきている感があります。4月12日時点で、日本全体の感染者は7400人を超え、亡くなられた方も1…

硫黄島

ノンフィクションマラソン55冊目には『硫黄島』です。 硫黄島-国策に翻弄された130年 (中公新書) 作者:石原 俊 発売日: 2019/01/18 メディア: 新書 硫黄島は、凄惨な地上戦がおこなわれ日本軍将兵の遺骨が現在も多数埋まっている、「終わらない戦争」の現場…

航路を守る(3月)

皆様、いかがお過ごしですか? 私は、コロナウィルスのせいで、生活の調子がおかしくなっています。体調もよく、映画や展覧会など色々出歩きたいのですが、あまり出歩くのはよくないなと我慢しています。上の写真は上野公園の桜です。我慢しきれず、上野公園…

誰のために法は生まれた

ノンフィクションマラソン54冊目は『誰のために法は生まれた』です。 誰のために法は生まれた 作者:木庭 顕 発売日: 2018/07/25 メディア: 単行本 (デ・シーカ『自転車泥棒』を踏まえ)今日は立ち入りませんけれど、イタリア社会の成り立ち、仕組、歴史、こ…

市民の科学

ノンフィクションマラソン53冊目は、『市民の科学』です。 市民の科学 (講談社学術文庫) 作者:高木 仁三郎 発売日: 2014/03/11 メディア: 文庫 とくに実験科学や工学技術の分野では、専門性の裏づけとなるような実験装置や技術情報がもっぱら組織の内部で占…

近況報告(2月)

前回から少し更新が開きました。皆様、いかがお過ごしですか。私は、1月以降、体調も良く、色々なところに出かけていました。そんな中、新型コロナウィルスの問題が発生、当分の間、外出を控えようと思っています…。 ちなみに、写真は、日本橋にある三越本店…

会議の政治学

ノンフィクションマラソン、少しピッチを上げていかなければなりません。52冊目は『会議の政治学』です。 会議の政治学 (慈学選書) 作者:森田 朗 出版社/メーカー: 慈学社出版 発売日: 2006/12 メディア: 単行本 本書では、専門的、第三者的性格をもつといわ…

クローチェ 1866-1952

ノンフィクションマラソン51冊目は、『クローチェ 1866-1952』です。 クローチェ 1866-1952 作者:倉科 岳志 出版社/メーカー: 藤原書店 発売日: 2010/01/26 メディア: 単行本 ヨーロッパ思想史を俯瞰した優れたS・ヒューズ『意識と社会』は、二十世紀初頭の…

灰色のユーモア

ノンフィクションマラソン50冊目は、『灰色のユーモア』です。 灰色のユーモア: 私の昭和史 作者:和田 洋一 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 2018/02/28 メディア: 単行本 「和田先生、あんたは警察の取り調べにさいして、さっぱりたたかっておらんではな…

近況報告(2020年年末年始イベント・映画)

2020年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします!この年末年始は、例年よりも、色々な映画を観たり、イベントに参加できました。 1.参加したイベント www.gaccoh.jp 12月22日に、GACCOH主催の「ヘーゲル(再)入門ツアー 2019→2020」に参加しまし…

ノンフィクション100冊マラソン(~2019年)【倉庫】

2019年までの倉庫です。 23冊目:杉田俊介『宇多田ヒカル論』(2018.1.4)24冊目:トルーマン・カポーティ『冷血』(2018.1.5)25冊目:唐澤太輔『南方熊楠』(2018.2.21)26冊目:上野英信『追われゆく坑夫たち』(2018.4.30)27冊目:松本創『軌道』(2018.…

「視線を上に」シリーズ

視線を過去から未来に向けたいと感じています。心のなかにある漠然とした到達点を見つつ、近況のログを残していきます。「三歩後退一歩前進」シリーズで、少しだけ過去を振り返りました。 〇2018年12月初旬近況報告、中旬近況報告、下旬近況報告 〇2019年1月…

ある女優の不在

ジャハル・パナヒ監督の新作、『ある女優の不在』(英語タイトル:3faces)を見てきました。 youtu.be 『これは映画ではない』、『人生タクシー』を見たとき強い衝撃を受けたのですが、この映画ではそこまでの衝撃は感じませんでした。ただ、パナヒが少し距…

2019年12月初旬近況報告(映画・イベント)

11月中旬から風邪も引かず元気に過ごせています。動かないと体が固まるように、生活にも変化を加えていかないといけませんね。 山形に行ってから、映画熱が高まり、週に1本は映画を見るようになりました。最近見た新作映画は、『テルアビブ・オン・ファイア…

不敗のドキュメンタリー

ノンフィクションマラソン49冊目は、『不敗のドキュメンタリー』です。 不敗のドキュメンタリー: 水俣を撮りつづけて (岩波現代文庫) 作者:土本 典昭 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/01/17 メディア: 文庫 土本さんたちは、不知火海巡回映画会の上…

近況報告(2019年11月初旬)

連休はゆっくりしました。 11月2日は、友人と一緒に、虎ノ門ブックパラダイス2019に行った後、神保町古本市に立ち寄り、日本民藝館に行き、締めとして「昨年、マリエンバードで」を見ました。3日は、映画三昧。ジョナス・メカス2本と、アピチャッポン監督「…

分かりやすい映画が好きかも ~山形国際ドキュメンタリー映画祭2019旅行記

山形国際ドキュメンタリー映画祭2019で見た映画の感想です。画像右手に見えるのは「現実の創造的劇化」プログラムのパンフです。この「現実の創造的劇化」プログラムの映画を1本も見ることができなかったのは残念でした…。 記事タイトルを「分かりやすい映画…