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(月3回以上更新目標)

2007-01-01から1年間の記事一覧

今年の総括&来年の予定

今年はあまりよくない年でした…。①衣食住をデザインする ②仕事に直結する資格を3つとる ③そもそも現代において、人文系の学問に何の意味があるかを、Blogぶちぬき1年シリーズとして考える(!!)が今年の三大目標でしたが、ほとんど達成できず。①はほとんど…

第3回スクーリング

先週の日曜日、第3回目のスクーリング(ノンフィクション講座)に出るため、大阪の谷町まで行ってきた。講義はケータイ小説について。講義では否定的評価がなされていたが、私自身ケータイ小説を読んだことがないので評価はできないな。というか内容以前に、…

精神疾患とパーソナリティ

『精神疾患とパーソナリティ 』(M・フーコー著 ちくま学芸文庫)を読みました。思想的な本を避けているつもりが、薄くてさくっと読めそうな思想系の本を読み始めてしまいます…。この本、フーコーの第一著作らしいのだが、手探りしながら、自分の向かう方向を…

ひさびさのネットサーフィン

下のウェブページ、とても参考となりました。「ひこにゃん」かわいいというレベルで止まった自分は恥ずかしい・・。http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2007/11/119_a850.html

ブックレット(生命尊重センター)

『赤ちゃんの命が助かるために!−赤ちゃんポスト、胎児傷害、妊娠葛藤についての提言』というブックレットを読んだ。http://homepage2.nifty.com/embryo/videokaisetu.htm前半は「赤ちゃんポスト」に関するシンポジウムの記録、後半は金澤文雄さんの「いのち…

革命について

『革命について』 (ハンナ・アレント著/ちくま学芸文庫)を読みました。現実と向かいあいながら、事実の祖述に終わらず哲学している本です。畳み掛けるような、一切の秘教性を排した明晰な文体、古典への絶え間ざる参照。アレントは哲学者として必ずしも名の…

奈良散策

昨日は奈良県立図書情報館関連の方と奈良散策をしてきた。今まで夜、飲み会にしか使ったことのない奈良、いろいろ奥深いことがわかった。例えばこのキリスト教(聖公会)の建物、いつも通りすぎていたのだけれど、なぜこのようなお寺の格好をしているのかわ…

誘拐

『誘拐』(本田靖春著 ちくま文庫)を読みました。「吉展ちゃん事件」についてのノンフィクション作品です。一気に読んでしまいました。ディテールが細かく、もう一度読まないとわからない点も多くあったが、それでも勢い、次へ次へと視線が向く名著です。加害…

熊本旅行2日目

熊本旅行2日目。まず近代文学館(県立図書館)へ行くも、あまり成果なし。近くの洋学校教師ジェーンズ邸へ行く。受付のおじさん、けっこうおしゃべり。「京都から来たということは同志社の学生か?」「いえいえ」「じゃあ、沿革をざっと話します」とこんな感…

熊本旅行

9月23日と24日、熊本に行ってきました。実は「赤ちゃんポスト」について調べているのだが、慈恵病院がある熊本とはどんなところか気になった。赤ちゃんポストを考えるにも、熊本の歴史というのを押さえておく必要があるのかなと感じた次第。この直観、正しい…

ノリソダ騒動記

『ノリソダ騒動記』 (杉浦明平著 講談社文芸文庫)を読みました。面白い。この本、地方ボスがノリの養殖の契約について、ピンハネをしていたことを暴く本(ルポ)なのだけれど、糾弾調になっておらず、おもしろおかしく書かれてあり、なんともいえない「可笑…

予告された殺人の記録

『予告された殺人の記録』 (ガルシア・マルケス著 新潮文庫)を読みました。久しぶりに文学読んだ・・・非常に面白い。「記録」とあるようにルポ的要素もあり、かつ小説としての構成も抜群に面白いです。ルポとフィクションの関係を考えてみたくなった一冊で…

世界一やさしい問題解決の授業

最近、余裕がなくなったのは仕事が理由である。業務改善を目指しているのだが、なかなかうまくいかない。「仕事脳」みたいなもの、おそらく「問題解決力」といわれている力が、自分に決定的に不足しているのだなと感じている。IT技術の知識不足が大きな問題…

リスケ

基本情報もやめ、とにかく休むことに。今週の土・日もとにかく寝ました。そんななか読んだのが↓。『どうして会社に行くのが嫌なのか (アスキー新書 26)』やはり生活習慣は大事ですね。特にサラリーマンは・・。

「家族」をつくる

『「家族」をつくる―養育里親という生き方 』(村田和木著 中公新書ラクレ)を読みました。これもミニレポのための参考資料。私には「家族→血がつながっている→以心伝心の関係」というイメージがありました。しかし、この本を読んで、血がつながっていなくても…

ライラック

わーい、休みだ、休みだ。というわけでネットサーフィンを楽しんでいたら、面白い発見があったので下に書きます。実は昔、Blankey Jet Cityというバンドを良く聞いていたのですが、彼らに『ライラック』という曲があります。 この詩がけっこう練られた詩であ…

自由の新たな空間

『自由の新たな空間』(ガタリ・ネグり著 世界書院版)を読みました。読む前から抽象的な文章だとつらいなと思っていましたが、予感的中できつかったです…。ただこれは本のせいではなく、最近の自分の嗜好性のせいかもしれません。この本は、80年代に書かれ…

激動の昭和史 沖縄決戦

『激動の昭和史 沖縄決戦』(岡本喜八監督)を見ました。難しい。多くの人が絶賛しているのを聞いて見てみたが難しい。確かに素晴らしい映画だと思います。マクロ・ミクロ双方の視点から、沖縄戦について映像化しています。難しいと思うのは映画を楽しんでい…

児童虐待

『児童虐待―現場からの提言』(川崎二三彦著 岩波新書)を読みました。「ベビークラッペ」についてのミニルポの参考資料。児童虐待の法改正の過程に触れながら、児童虐待に対応する児童相談所の取り組みについて、現場の状況が丁寧に報告されています。やは…

大阪府立図書館へ

今日はフランスにいる先輩の用事で、大阪府立中央図書館へ行ってきた。http://www.library.pref.osaka.jp/central/index3.htmなかなかきれいな建物、新築ではないだろうか。東大阪市役所の隣にあって、どちらかというと成人向けの図書館のイメージ。ぶらっと…

君はいつでもはじめられる

『君はいつでもはじめられる―自分を活かすために「働く」ということ』(片岡勝著 メディアパル)を読みました。最近、自分の仕事がなんだかなーと思っていることもあり、すいっと読めてしまった。結局、同じなのだ。組織に頼らず、自立して生きること。お金…

もりそば

昨日はお料理教室第2回目。連日の疲れでいきなり遅刻。今回は「もりそば」、「天ぷら」、「きゅうりとしらすの酢のもの」だった。その後、友人と寺町散歩。最近、本読んでないなー。

第1回目スクーリング

土砂降りのなか、大阪まで、文学学校の第1回目スクーリングに出かけた。今回、私は「新聞を読まない」という題で、新聞を読んでいて「常識」的な記事が多く苦痛だということを書いた。書いた時点から微妙だなと思っていたが、案の上、悪い予感的中!感想とし…

文筆生活の現場

『文筆生活の現場―ライフワークとしてのノンフィクション』(石井政之編著 中公新書ラクレ)を読書中。あるところで、未読の状態のまま、この本の紹介をするというとんでもないことをしたので、購入し(責任をとってというほどでもないが)読んでみました。…

「捨て子」たちの民俗学

最近、「ベビークラッペ」についてのミニルポルタージュを書いているのですが、なかなか難しいです。参考文献として 『「捨て子」たちの民俗学―小泉八雲と柳田國男』(大塚英志著 角川選書)を読みました。少し内容に重複が多いかなと感じましたが、知らない…

お魚担当

とうとうお料理教室開始!自分でも何やってんだろーと思いつつ、京都四条へ。実際に体験してみて思ったのは、料理の手際というのは、仕事の手際と似ているなということ。みなさん、非常に手際がよろしいです・・・・。作ったのは、切干大根の煮ものと切魚の…

同窓会

最近、大学時代の同窓会についてのお手紙をもらった。少し悩んだが「欠席」との返事を出した。別に会いたくない人がいるわけでもなし、逆に久しぶりに会ってみたいなという人もいる。行かないのは、まだ終わっていないからなのだ。何がといえば、私にとって…

辰巳渚さん

最近、疲れ気味で、更新もおなざりです。現在「ベビークラッペ」についてのミニルポルタージュを書こうと思っているのですが、辰巳渚さんの下の文章は本当に鋭いと思いました。特に「子どもが母親の選択によるものであり、母親の自己実現になっている現状」…

家族写真

連休中は亡き祖父の永代経をあげるためhttp://www.nikke.co.jp/昔は景気がよく、がっちゃっと機織りをするだけで、万単位のお金が入る「がちゃまん」時代と呼ばれていたことも知らなかった。家族写真で意外だったのは、お祭、特に七夕の写真が多かったこと。…

私の体験的ノンフィクション術

『私の体験的ノンフィクション術』(佐野眞一著 集英社新書)を読みました。すばらしかった。彼自身の創作の過程を踏まえた技術指南は非常に説得力がありました。たとえば下の言葉。「ノンフィクションとは、固有名詞と動詞の文芸である。形容詞や副詞の修辞…