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(月3回以上更新目標)

2007-01-01から1年間の記事一覧

占領と平和

『占領と平和―“戦後”という経験』(道場親信 青土社)を読みました。800ページ余もある戦後社会運動の通史。読むのになかなか時間がかかりました。昨今「戦後レジームの転換」ということが言われますが、では「戦後レジームとは何か」と考えてもいまいちぼん…

体の贈り物

『体の贈り物』(レベッカ・ブラウン著 新潮文庫)を読みました。 この本、エイズ患者のホームケアをした際のルポルタージュといった趣のある本だが、紛れもなく短編小説の本でもあります。ルポと短編小説--その関係や如何といったところだが、感心して読ん…

エッセイはデッサンである

最近文章について教わったこと。それは物書きが書く「エッセイ」は、画家でいう「デッサン」だということだ。よく美術展に行くと、著名な作品のそばに、画家の若いころの習作が並んでいる。これらがなぜ展示されているのかわからない時期があった。しかし一…

大阪へ

今日は大阪へ行ってきた。谷町六丁目(文学学校)に行ってきたのだが、早く着きすぎ、すこし付近をぶらついた。すると一面の桜景色。 今日から文章修行が始まるなと少し緊張。

自分と向き合う「知」の方法

最近は、平日仕事、休日イベント続きであまり本が読めない。文庫が多くなってしまうけど・・『自分と向き合う「知」の方法』(森岡正博著 ちくま文庫)を読みました。下の記述に本当に共感。「学ぶことでその人が生き生きしないというのは、その人の学び方が…

いろいろ購入

昨日・昨日と職場用品を購入していた。購入品は、ネクタイ、靴、かばんなど。ただショックなことが床屋に行って、あまりの髪の薄さに店員さんが絶句したこと。(というよりオレも絶句・・・。)店を出る際、「スキャルプシャンプーなんていいですよ」といわ…

善き人のためのソナタ

『善き人のためのソナタ』(ドナースマルク監督)を見ました。ベルリンの壁崩壊以前の東ドイツ、シュタージ(秘密警察)をめぐる話です。映画は最後、希望をもたらすような終わり方となっています。しかしそれよりオレは絶対社会主義国にすめないな、たまら…

自分の仕事をつくる

『自分の仕事をつくる』(西村佳哲著 晶文社)を読みました。「いつでも、どこでも、誰とでも働くことの自由を、自分自身の力で獲得すること」(p259)本書は、この言葉にあるように、仕事を自分のものとすることを主張します。この本で取り上げられている人…

丁寧に生きる

この季節は送別会のシーズンだ。私は、今年は、送る側なのだが、先日来、送られる側の方より、丁寧な挨拶をいただいている。このような挨拶を受けながら、改めて「丁寧さ」は大事だなと感じてしまった。「丁寧さ」―辞書を引くと、「丹念」、「念入り」などと…

情報ワークショップ3・4日目

昨日・今日と情報ワークショップだった。全体は今日で終わり。(個別に修正はあるかも?)昨日は、グループに分かれて、Webの構成を考える作業、本日は、参加者が、決まったフォーム(HTMLソース)に自分のテキスト情報や画像を流し込んでいく作業だった。面…

V・フォー・ヴァンディエッタ

「V・フォー・ヴァンディエッタ」を見た。完全な娯楽映画。センスいいなと思うところもあったが、根本的に浅く、筋も単調。

久しぶりに

今週末はイベント何もなし金曜日夜は久しぶりに、先輩や友達と徹夜でカラオケ。でもカラオケするとストレスが自然解消するのはなんでだろう??でも人の話はしっかり聞かんといかんですな。自分の話ばっかりでは。あと1年半前の目標に4月から取り掛かります…

情報ワークショップ2日目

昨日は情報ワークショップの2日目。ワークショップのお題である「Webでの情報発信」のために、佐保川の源流への「フィールドワーク」(?)を行い「素材」収集した。といってもやったことは、実際は、「ハイキング」しながらの「写真撮影」。でも歩くの結構…

小説リテラシー?

最近考えたこと。現在Webに関する仕事についているせいか、情報リテラシーやメディアリテラシーという言葉によく出会う。それはそれで「そーですかー」と受け流しているのだが、今日「小説リテラシー」という言葉がふと浮かび、考え込んでしまった。誰もが知…

情報ワークショップ

本日、奈良県立図書情報館の情報ワークショップ(1日目)に行ってきました。やったことというのは、佐保川周辺の景色を携帯で撮影、画像にGPS情報をつける、その後Google Earthを利用したページに撮影画像をはっつけるというもの。まずGoogle Earthのすごさ…

「クラスター爆弾」報道への疑問

今日、TVを見ていたら、現在クラスター爆弾禁止の世界会議が行われていることを知りました。日本も参加しているらしいのだが、寡聞にして日本自体がクラスター爆弾を保有していることを知りませんでした。以下ど素人の疑問。自衛戦にクラスター爆弾は有効な…

インフォアーツ論

『インフォアーツ論―ネットワーク的知性とはなにか?』(野村一夫著 洋泉社新書y)を読みました。書かれてある内容以前に、社会学的知識がネットを考える上で、かなり効果的であることに驚きました。「状況に埋め込まれた学習」や「リスキー・シフト」などは…

夢見る頃を過ぎても?

とうとう三十路を歩くことに。 友人(知り合い)のなかには、大学の助手になった人もいれば、IT企業の社長になった人もいる。それに引き換え自分は、うだつのあがらない事務職で、研究者くずれ(←いやなコトバだ)。正直、客観的に見るとあまり芳しくない状…

ライフ イズ ミラクル

『ライフ イズ ミラクル』(クストリッツァ監督)を見ました。といってもなんと動画で。すごいなー。こんな単館系の映画が動画で見れるなんて。映画はいつものクストリッツァ節。『アンダーグラウンド』で衝撃を受けたので、この映画で衝撃までは受けなかっ…

京都十六社朱印めぐり

日曜日は桃山御陵前にある御香宮というところへ行ってきました。 すると「十六社朱印めぐり」なるスタンプラリー発見。今年は地元発見!というプチ目標もあるので、早速挑戦することに。。

ダーウィンの悪夢

『ダーウィンの悪夢』(フーベルト・ザウパー監督)を見ました。この映画、TVや新聞では、グローバル化の弊害についての「啓蒙」的な映画である、という紹介をされていた気がします。実際見てみるとかなり印象が違いました。グローバル化の弊害に対し、ため…

「グーグル革命の衝撃」を見た

NHK「グーグル革命の衝撃」を見ました。グーグルというと、以前このブログにおいても『ウェブ進化論』書評で扱いましたが、このTV特集を見て、更にすげーと思ってしまいました。ただすごいと思うベクトルが以前は肯定的な方面に向かっていましたが、今回は否…

萌の朱雀

ひょんなきっかけで、『萌の朱雀』(河瀬直美監督)を見ました。奈良の西吉野村に住む家族が、鉄道建設中止に伴い父が失踪、一家離散になる過程を描いています。・・・だけれども、悲劇を描くわけでもなく、ストーリーに起伏があるわけでもなく、西吉野村の…

系統樹思考の世界

『系統樹思考の世界』(三中信宏著 講談社現代新書)を読む。著者は生物学のなかにある「分類」(認知心理的根拠を持つ静的な思考法)と「系統樹」(帰納的・推論的な動的な思考法)を対比させる。ただし生物学の本とはいえ、内容の半分は哲学。素朴な感想と…

調べる、伝える、魅せる!

『調べる、伝える、魅せる!―新世代ルポルタージュ指南』(武田徹著 中公新書ラクレ)を読みました。冒頭「この本は、怒りと憤慨を契機として書かれた」とあります。何に対する怒りか?それは、巷にあふれる。「メディアリテラシー教育」に対してです。多くの…

若草山の野焼き

今日は友人たちと奈良の若草山の山焼きに行ってきました。でもデジカメむつかしいなー。少しなれないと。

けいはんな記念公園

今日も家の整理。気分転換に、近くのけいはんな記念公園へ行ってきた。 眺めはよし。しかしこれは何だ?コペルニクスの観測鳥というオブジェらしいです。

家の整理

天気が悪く昨日・今日とずっと家の整理をしていた。衣食住プロジェクト(P1)の一環として行ったのは次のこと。1)家計簿をつける(ナカバヤシの家計簿) 2)(必要な範囲内での)家系図を作成 3)住所録作成 4)自分の胴囲と体脂肪を把握自分の生活を意…

来る年・・

(・・・昨年から続く)というわけで今年の三大目標です。 ■衣食住をデザインする; 具体的には・・・ ・お料理教室に通う。 ・衣服にこだわる。 ・インテリアにこだわる。 などなど楽しいこと満載。 ■仕事に直結する資格を3つとる。まずはXMLマスターから。…

ウィガン波止場への道

『ウィガン波止場への道』(ジョージ・オーェル著 ちくま学芸文庫版)を読みました。お正月のTV番組があまりにつまらないので、ずっと本を読んでいました。『ウィガン波止場への道』は前半がイギリス北部の炭鉱町のルポルタージュ、後半がイギリス社会主義…