9月第1週;『城』、『パンセ-数学的思考』

[書評]
1本目;
城 (新潮文庫)
城 (新潮文庫)
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とある事情で『城』を読みました。これほど紹介文と内容に齟齬がある本も珍しいかなと思います。新潮文庫版の裏表紙は以下の通り。

測量師のKは深い雪の中に横たわる村に到着するが、

仕事を依頼された城の伯爵家からは何の連絡もない。

村での生活が始まると(…)はては宿屋の酒場で

働く女性と同棲する羽目に陥る。(…)

職業が人間の唯一の存在形式となった現代人

疎外された姿をえぐりだす。

各下線部に関するつっこみとしては、

●おそらくKは、測量師ではない。
●おそらくはKは、測量の仕事を依頼されていない。
●同棲する羽目というよりは、kからモーションを起こしている。
●『城』の登場人物全員が、正体不明で、何の仕事をしているかわからない。

読書前のイメージとはかなり違いました。リテラル(文字どおり)読む必要がある作品だと思います。

2本目;
『パンセ』数学的思考 (理想の教室)
『パンセ』数学的思考 (理想の教室)
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パスカルが一貫して数学に基づいた思考をしていたという主張。