表現の自由と第三者機関

表現の自由と第三者機関 (小学館101新書)

表現の自由と第三者機関 (小学館101新書)

あまりメディア「第三者機関」のことは知りませんでしたが、
この本から全体像を理解することができました。

印象に残った箇所をクリッピング

また放送と人権等権利に関する委員会(BRC)にしても、元をただせば、1993年に起きたいわゆる椿事件に端を発した放送規制に由来している。
そして、96年、郵政省の諮問機関「多チャンネル時代における視聴者と放送に関する懇談会」は、放送業界の反対を押し切って、苦情処理のための第三者機関の設立を答申した。これらの事実からもわかるように、メディア第三者機関には、必ずといっていいほど、公権力による直接、間接の規制意思と狙いがあることを忘れてはいけない。そこにメディア側が抵抗する理由もあるわけだが、にもかかわらず、結局メディアは第三者機関を導入せざるをえなかった。それは、国民(読者、視聴者)からのメディア批判が高まり、公正な第三者(多くの場合いわゆる有識者)による検証と意見具申がメディアにとっても不可欠になってきたからである。

BRC; http://www.bpo.gr.jp/brc/
椿事件: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%BF%E4%BA%8B%E4%BB%B6