沸点

ノンフィクションマラソン、31冊目は『沸点』です。史実そのものではないですが、史実を基にしたグラフィックノベルです。

増補版 沸点ーソウル・オン・ザ・ストリート

増補版 沸点ーソウル・オン・ザ・ストリート

 

 先日、話題になっていた『1987年 ある闘いの真実』という映画を見てきました。『沸点』もこの映画も、韓国の1987年6月民主抗争を描いたものです。

6月民主抗争 - Wikipedia


「1987、ある闘いの真実」予告編

両方とも、朝鮮戦争光州事件をはじめとする韓国の現代史のトラウマが濃密に描きこまれていて心が苦しくなります。『1987年 ある闘いの真実』に出て来るパク所長が映画の最後あたりでいう「本当の地獄を見たことがあるか」というセリフから始まるシーンは、人が絶対に転ぶ拷問が何であるかがわかり、とりわけ背筋がゾクッとする恐怖感があります。

同時に韓国の民主主義の「強さ」も感じられます。1987年といえば、ちょうど私が小学生の頃です。私と同世代の韓国の人は小学校で反共をたたきこまれ、私のまわりにいる上司たちの年代の人たちがデモに参加していたのかと思うと、日本との環境の違いが実感できます。

今回は短いですがこれくらいで。