『イスラムの近代を読みなおす』(臼杵陽 毎日新聞社)を読む。
面白いです。パレスチナ問題がイスラム過激派のトリガーとなっているのがよくわかります。
「ビンラディーンの精神的な師と言われているアブドゥラー・アッザームという人は、パレスチナ人で、1941年にヨルダン川西岸の北部の都市ジェニーンで生まれています。彼自身はカイロにあるイスラムの最高学府のアズハル出身のシャイフ(アズハル出身の称号)で、アッザーム自身がイスラム・インターナショナルを唱えていて、その時の手段が武力ということを打ち出している。」(42p)
(*ちなみにジェニーンでは2002年に、ブルドーザーによるパレスチナ人の虐殺事件が起きています。)