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(月3回以上更新目標)

映画

ブラックホークダウン

「ブラックホークダウン」(リドリー・スコット監督)を見ました。すごく愛国主義的映画だった。ちなみにソマリアの話です。↓を扱った映画。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E6%88%A6%E9%97…

ボーン・アルティメイタム

久しぶりに(1年ぶり以上)、DVD借りて見たら大当たり!見た作品は「ボーン・アルティメイタム」、ボーンシリーズの最終話だ。この映画のすごさは、ボーンがCIAの監視の網の目をくぐるシーン。監視の網のほんの小さな穴をたくみについて、予想もつかない逃れ…

12人の怒れる男[リメイク版]

ニキータ・ミハルコフの「12人の怒れる男」リメイク版を見た。http://www.12-movie.com/はっきりいって「設定勝ち」だと思う。現代ロシア版「12人の怒れる男」という設定の。舞台をロシアに設定することで、オリジナル版「12人の怒れる男」特有のアメリカ民…

君のためなら千回でも

「君のためなら千回でも」(マーク・フォスター監督)を見ました。うーん。これを感動作と呼ぶ人もいるかもしれないけど、激しく違和感が残る映画だった。1970年代末のアフガニスタン、主人公のアミール少年と、召使のハッサン少年(ハザラ人)、二人は大の…

ダークナイト

昨日、噂のダークナイトの先行上映へ行ってきた。以下、ネタばれありですよー。噂どおりの出来。ただこれを子供に見せたら間違いなくトラウマになるでしょう(笑)。この映画について「善と悪」の問題を取り上げているという批評が多いしそれも間違ってはい…

旅立ちの時

旅立ちの時をgyaoで放映していたので13年ぶりに見ました。この映画は私の高校時代のベスト作品だ。大学時代にリバーフェニックス好きの先輩から「『旅立ちの時』ってNHK的だよね」といわれ、それ以来避けていた映画でもあった。(NHK的=教育的という意味で…

カポーティー(映画)

最近休日は休んでばかりで、映画も見ていなかったが久しぶりに映画を見た。「カポーティー」という映画である。『テイファニーで朝食を』のトルーマン・カポーティーが「冷血」というノンフィクション作品を記述する過程について描いた映画である。社会的事…

激動の昭和史 沖縄決戦

『激動の昭和史 沖縄決戦』(岡本喜八監督)を見ました。難しい。多くの人が絶賛しているのを聞いて見てみたが難しい。確かに素晴らしい映画だと思います。マクロ・ミクロ双方の視点から、沖縄戦について映像化しています。難しいと思うのは映画を楽しんでい…

善き人のためのソナタ

『善き人のためのソナタ』(ドナースマルク監督)を見ました。ベルリンの壁崩壊以前の東ドイツ、シュタージ(秘密警察)をめぐる話です。映画は最後、希望をもたらすような終わり方となっています。しかしそれよりオレは絶対社会主義国にすめないな、たまら…

V・フォー・ヴァンディエッタ

「V・フォー・ヴァンディエッタ」を見た。完全な娯楽映画。センスいいなと思うところもあったが、根本的に浅く、筋も単調。

ライフ イズ ミラクル

『ライフ イズ ミラクル』(クストリッツァ監督)を見ました。といってもなんと動画で。すごいなー。こんな単館系の映画が動画で見れるなんて。映画はいつものクストリッツァ節。『アンダーグラウンド』で衝撃を受けたので、この映画で衝撃までは受けなかっ…

ダーウィンの悪夢

『ダーウィンの悪夢』(フーベルト・ザウパー監督)を見ました。この映画、TVや新聞では、グローバル化の弊害についての「啓蒙」的な映画である、という紹介をされていた気がします。実際見てみるとかなり印象が違いました。グローバル化の弊害に対し、ため…

萌の朱雀

ひょんなきっかけで、『萌の朱雀』(河瀬直美監督)を見ました。奈良の西吉野村に住む家族が、鉄道建設中止に伴い父が失踪、一家離散になる過程を描いています。・・・だけれども、悲劇を描くわけでもなく、ストーリーに起伏があるわけでもなく、西吉野村の…

硫黄島からの手紙

『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド監督)を見る。 これぞ映画だという出来だった。 「政治」とか「愛国心」とかいった大文字のイデオロギーが映画のなかに入り込んでいない、というより入り込まざるテーマを扱っていても、それを映像・表現の…

麦の穂をゆらす風

『麦の穂を揺らす風』(ケン・ローチ監督)を見た。 正直、ケン・ローチにしては 駄作だと感じた。 アイルランド独立を巡る話であるが、 ストーリー・テリングに工夫がなく、 展開の予想がすぐできてしまう。 例えば主人公が条約反対派につく1つのきっかけ…

マルクス兄弟 オペラの夜

『マルクス兄弟 オペラの夜』を見る。 面白いです。。 展開のはちゃめちゃなところも面白いのですが、 批判精神の鋭さも面白かったです。 きちんと金持ちを風刺し、 偽りの現状を惜しげもなくぐちゃぐちゃにする。 シュールでアナーキーというのが彼らの売り…

嵐が丘

『嵐が丘』(ウィリアム・ワイラー監督)を見る。 昔、原作を読んだとき「かなりきついな」と思ったのですが、 映画を見て「こんなシンプルな内容だったっけ?」と感じた。 おそらく原作はもっとどろどろしていたと思う。 まだいまいちこの作品の「閉ざされ…

蘇る金狼

『蘇る金狼』(松田優作主演)を見た。 ぶっちゃけ、TVドラマみたいな感じで 映画を見ている感覚がなかったが、 松田優作はぎらぎらしているなと感じた。 でもこんなサラリーマンはぜったいいないな。。

父親たちの星条旗

『父親たちの星条旗』(クリント・イーストウッド監督)を見た。傑作だった。映像に力がある、特に戦闘シーン。アメリカの財務省は、硫黄島で旗を掲げた「英雄」を、戦争続行のために必要な戦時国債のキャンペーンに利用した。その集金パーティーに彼らをゲ…

ブラック・ダリア

久しぶりに映画見てきました。『ブラック・ダリア』(デ・パルマ監督)です。ネット上での評判が芳しくなかったですが、それなりに楽しめました。最後、筋を追いづらい部分もありましたが。単純な推理物だと、筋の鍵としての事件Xがおきて、そのXを刑事がい…

時をかける少女

ネット上でも評判の『時をかける少女』(細田監督)見てきました。巣晴らしかったです。特にストーリー・テリングが抜群。ぐいぐい引きこまれました。この映画の手法に、反復(繰り返し)という手法があるのですが、アニメというメディアであるがゆえに、こ…

ボリビア映画祭

先週はボリビア映画祭に行ってきました。インディー色が強いかなと思っていましたが、見た「最後の庭の息子たち」は、しっかりとしたシナリオに感心しました。

暑い。。

なんか夏バテ気味。土曜日京都にでたら、体調おかしくなりました。日曜日はココ。ローカルネタだ(笑)。でも最近本も読まず、映画も見ていないな。Gyaoで『スポーン』という単純な映画を見たり、マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』を読んだりしたけどい…

天井桟敷の人々

とある用で、『天井桟敷の人々』を久しぶりに見直しました。素晴らしい(×5)。戦時中に作られたらしいけどすごいな。時は1830年代、7月革命前後のフランス。古典主義に対して、ユゴーに代表されるロマン派が台頭した時代。パントマイム役者のバチストとガ…

ナイロビの蜂

『ナイロビの蜂』(フェルナンド・メイレレス監督)を見ました。うーん。期待していたのだが。。。まずこの映画が「愛の物語」ではないのは予想どおり。巨大製薬会社の陰謀、アフリカへの欺瞞的援助という社会的側面の方が大きいのだが、伏線としても「愛の…

送還日記

大阪の十三まで出て『送還日記』(金東元監督)を見てきました。内容は以下のような感じです。http://www.cine.co.jp/soukan/descript.html正直、戸惑ったというのが感想です。非転向囚が韓国の運動の支えになっているのにも驚いたし、非転向囚の述べる政治…

春ですな〜

めっきり春らしくなりましたなー。この季節、急に気候が変わるんですよね。春眠暁を覚えず、ということで映画行くのでなくて、ぱっーとピクニック行けばよかったかもしれません。今年のアカデミー賞作品「クラッシュ」を見たのですが、それほどよくはなかっ…

ホテル・ルワンダ

『ホテル・ルワンダ』を見ました。というか最近このような映画を見る機会が多いが(『ミュンヘン』、『戦場のピアニスト』など)、すべて歴史的背景をきちんと描けていない気がします。『ミュンヘン』であれば、なぜ「黒い9月」とテロリスト・グループが名乗…

戦場のピアニスト

『戦場のピアニスト』(ポランスキー監督)を見ました。というかこういう映画かなり見ているので特に新しく気づいた観点はない。セット構築にこだわっている気がしたが。。

One day in September

前紹介した『ミュンヘン』と関連する「黒い9月」事件のドキュメンタリーです。貴重な映像群という感じですが、西ドイツのこの事件に対する対応の露骨さにおどろきました。わざとテロリストに飛行機をハイジャックさせ、その取引条件として西ドイツが逮捕して…