2005-09-22 分裂共生論 書評 『分裂共生論』(杉村昌昭著 人文書院)を読みました。ガタリ、ネグリ、スーザン・ジョージの3人を中心として、反グローバリゼーション運動を語っています。ただ記述に少し具体例が少ない感じがしました。その意味で、ガタリの師匠のトスケルの話は面白かったです。スペイン内戦からフランスに逃れた難民のケアサービスとして制度的精神分析が成立したというのは面白いです。昔、ガタリを読んだときは難解としか思わなかったけど、少しとっかかりができた感じがします。