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(月3回以上更新目標)

2006-01-01から1年間の記事一覧

ブログと個人的なこと

最近ブログ読んでますよといわれることが多い。でも、それと同時に「もっと個人的なこと書いたら」とも言われる。そう確かに、このブログ、中途半端な読書記録とか映画鑑賞記とかで、あまり私の日常を書いたものでない。確かにブログ=日記という考えが世の…

がんすけ

最近、PC関連の入門的な部分の整理をしているのですが、職場で以前使用していたソフトの意味が判明。。 http://www4.ocn.ne.jp/~izu1/software/gunsuke.htm ガントチャートからきてたのね。。このレヴェルでよいのだろうか。自問 http://www.atmarkit.co.j…

9/11について

遅ればせの夏休み。リラックスしました〜。でもあの9・11から5年になるんですね。最近、アフガン戦争にしろイラク戦争にしろ、戦争の正当性に対する疑義が出されていますが、なにをいまさら!という感じがしてしまいます。「あのときあの状況では仕方なかっ…

スピノザ(哲学のエッセンス)

『スピノザ(哲学のエッセンス)』(上野修著 NHK出版)を読みました。すごく面白かったです。宗教論に限定したのもよく、入門書としても素晴らしいです。宗教を「真理」(=認識)の言説から、「敬虔」(=道徳)の言説へと移し、「敬虔」の言説の文法の存立…

ポストモダンの条件

『ポストモダンの条件』(J-F・リオタール著 水声社)を読みました。この本は、思想界ではいわくつきの本です。理性なり自由なりといった「大きな物語」は消滅した。「大きな物語」=イデオロギーの終焉以後、私たちは小さな物語=ローカルな物語の時代に生…

時をかける少女

ネット上でも評判の『時をかける少女』(細田監督)見てきました。巣晴らしかったです。特にストーリー・テリングが抜群。ぐいぐい引きこまれました。この映画の手法に、反復(繰り返し)という手法があるのですが、アニメというメディアであるがゆえに、こ…

ボリビア映画祭

先週はボリビア映画祭に行ってきました。インディー色が強いかなと思っていましたが、見た「最後の庭の息子たち」は、しっかりとしたシナリオに感心しました。

賢人ナータン

レッシングの『賢人ナータン』(岩波文庫)を読みました。「ドイツ啓蒙主義の劇作家レッシングの代表作。11世紀エルサレムを舞台として、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三大宗教融合帰一の途を、巧みな筋立てのうちに示す劇詩」との紹介にあるとおり、…

ツァラトゥストラ

とある用事で『ツァラトゥストラ』(ニーチェ)を読みました。下の文章に激しく共感。「ひとは自分自身を、すくすくとした健康な愛によって愛することを学ばなければならない―これがわたしの教えである。自分自身を失わず、あたりをとみこうみ(注)しないた…

暑い。。

なんか夏バテ気味。土曜日京都にでたら、体調おかしくなりました。日曜日はココ。ローカルネタだ(笑)。でも最近本も読まず、映画も見ていないな。Gyaoで『スポーン』という単純な映画を見たり、マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』を読んだりしたけどい…

OS revolution

自宅に光が開通して、念願のGYAOを見ることができる環境となりました早速視聴したのですが、圧倒的に面白いぜ。下のドキュメンタリー。http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0017531/GNUプロジェクトから始まり、Linuxが商業ベースにおいて…

越境者の思想(トドロフ自伝)

『越境者の思想』(T・トドロフ著 法政大学出版社)を読みました。記号学の泰斗 トドロフ。青年時代、彼が共産主義国家だったブルガリアから、フランス・パリにやってきて、ともに記号学を作っていったジュネットと会う場面が面白いです。パリでなかなか自…

インターネット的

『インターネット的』(糸井重里 PHP新書)を読みました。インターネットが開く可能性について書かれた本ですが、内容もさることながら比喩が絶妙!たとえば、インターネット上の問題をこうさらっと書かれた暁には、すげーなと思ってしまいます。「いまま…

HPとテレビ

6月30日で更新が止まった以下のHPをご存知だろうか?http://www.web-arita.com/そう。あの「ザ・ワイド」の有田氏のHPである。このHPを読んだ時、テレビよりHPの方が媒体として優れている点があることを痛感した。「ザ・ワイド」での有田氏は、きわ…

[]映像’06

うーん、いろいろあって更新が滞ってしまう。。最近見たテレビで面白かった(というよりすごかったのは)下のMBSテレビのドキュメンタリー「映像'06」。http://mbs.jp/eizou/index2.htmlこれの4月16日のドキュメンタリーがすごい。民間人が会社の業務命令…

天井桟敷の人々

とある用で、『天井桟敷の人々』を久しぶりに見直しました。素晴らしい(×5)。戦時中に作られたらしいけどすごいな。時は1830年代、7月革命前後のフランス。古典主義に対して、ユゴーに代表されるロマン派が台頭した時代。パントマイム役者のバチストとガ…

著作権関係の講演会

今日、京都まで出て著作権関係の講演、聞きにいってきました。講演者は名和小太郎さんです。実務的な話というよりも、著作権制度自体を支えている思想的な話というのが面白かったんです。そもそも著作権が出来たのがフランス革命の時代、ドイツではロマン派…

U2

最近U2を聞いています。あまり「音楽家の人道的援助」には興味がないですが、彼らの「Gloria」や「Fire」(『October』に入っている)は

ナイロビの蜂

『ナイロビの蜂』(フェルナンド・メイレレス監督)を見ました。うーん。期待していたのだが。。。まずこの映画が「愛の物語」ではないのは予想どおり。巨大製薬会社の陰謀、アフリカへの欺瞞的援助という社会的側面の方が大きいのだが、伏線としても「愛の…

[]あー首いた

あー、首いた。。なんか一ヶ月に一回、首をひねるんですね。。昨日は、神戸で、下の著書の作者の話聞いてきました。働きながらの研究、頭が下がります。http://www.zinbun-shokan.co.jp/books/ISBN4-903174-03-4.html

失われた記憶を求めて

『失われた記憶を求めて』(文富軾著 現代企画室)を読みました。ポストコロニアル批評ということが、最近よく言われます。いかに「植民地」的な思考を乗り越えるのかを問う批評ですが、「何あたり前なこと言ってるんだよ」と感じてきたのも事実でした。しか…

思考停止企業

『思考停止企業』(ダイアモンド社)を読みました。いわゆる「ナレッジ・マネジメント」の解説本です。面白かったのは、インターネットの登場が「かん・経験・度胸」(KKD)の営業形態を変えてしまったという以下の指摘です。「もう一つはインターネットの登…

送還日記

大阪の十三まで出て『送還日記』(金東元監督)を見てきました。内容は以下のような感じです。http://www.cine.co.jp/soukan/descript.html正直、戸惑ったというのが感想です。非転向囚が韓国の運動の支えになっているのにも驚いたし、非転向囚の述べる政治…

吸血鬼ドラキュラ

とある事情で、『吸血鬼ドラキュラ』(ブラム・ストーカー著)を読みました。750pあるのですが、さくさく読めました。名作といわれていますが、なるほどという感じ。怪奇性よりは、エロさが気になりました。美女の「血を吸う」という行為が、エロいんですよ…

成分解析

今、話題の成分解析、僕もやってみました。http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c0%ae%ca%ac%b2%f2%c0%cfWeb版ではこんな結果が。。(本名)の47%はカルシウムで出来ています (本名)の39%は歌で出来ています (本名)の8%はお菓子で出来ています (本名)の6%…

最近のニュースの壊れっぷり

前も書いて、再びこんなこと書いてもつまんないけど最近のニュース番組の壊れっぷりはすごい。例を挙げると報道ステーション。ペルーの総選挙でフジモリ派が躍進しました(下「共同通信ニュース」参照)が、報道ステーションは前半で日本の格差社会を批判し…

面白いサイト

ネットサーフィンしていたら、面白いサイトを見つけました。ソフトウェア開発が「デスマーチ」に陥らないための方策として書いてあるのが、非常に参考になりました。http://iwatam-server.dyndns.org/software/devintro/deathmarch/deathmarch/x234.htmlたと…

じゃーお前やってみろよ

ずっと思っていたこと人から「とても従順ですよね」といわれることが多い。でも心のなかでは「違うよな、これ」って思っていることが多い。「違うやろ」とばっと、めんとむかって言える人もいる。すると必ず「じゃーお前やってみろよ」ということになる。そ…

春ですな〜

めっきり春らしくなりましたなー。この季節、急に気候が変わるんですよね。春眠暁を覚えず、ということで映画行くのでなくて、ぱっーとピクニック行けばよかったかもしれません。今年のアカデミー賞作品「クラッシュ」を見たのですが、それほどよくはなかっ…

近代図書館の歩み

『近代図書館の歩み』(森耕一著 至誠堂選書)を読みました。驚きました。すごく面白い。図書館史って、絶対退屈だよと思っていたのですが、公共図書館がいかにして成立してきたのかの制度的な経緯と、西洋近代の歴史的な流れとがパラレルに描かれていて、良…