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(月3回以上更新目標)

2006-01-01から1年間の記事一覧

100コンテンツ

そんなこんなでブログ開始以来、100コンテンツを超えました。(ぱちぱちぱち。。と一人で拍手)ただもう少し「面白い」ブログにしたいとの欲望が。。(もち、本質的な意味で)最近『3つのヘーゲル研究』(アドルノ著 ちくま学芸文庫)と『イスラム報道』(サ…

ホテル・ルワンダ

『ホテル・ルワンダ』を見ました。というか最近このような映画を見る機会が多いが(『ミュンヘン』、『戦場のピアニスト』など)、すべて歴史的背景をきちんと描けていない気がします。『ミュンヘン』であれば、なぜ「黒い9月」とテロリスト・グループが名乗…

戦場のピアニスト

『戦場のピアニスト』(ポランスキー監督)を見ました。というかこういう映画かなり見ているので特に新しく気づいた観点はない。セット構築にこだわっている気がしたが。。

ウェブ進化論

『ウェブ進化論』(梅田望夫著 ちくま新書)を読みました。新しい話となるとそれほどない気がしますが、インターネットの可能性にかける思いがひしひしと伝わってきました。それは、たとえば、「シリコンバレーにあって日本にないもの。それは、若い世代の創…

テロルを考える

『テロルを考える』(スーザン・バック=モース著)を読む。現在の批判理論の代表的な論客らしいが、理論的には全く得るところがありませんでした。昔の批判理論のポテンシャルは、いずこに。。。です。ただヘーゲルとハイチ革命の関係なり、現在のアーチス…

オリバー・ツイスト

とある用事で『オリバー・ツイスト』(ディケンズ)を読みました。すごいよ、すげー面白い。資本主義の黎明期(19世紀初頭)の問題、救貧法(現代でいえば福祉と新自由主義)の問題、そして何よりイギリス流の風刺の素晴らしさ。ポランスキーとデヴィット・…

One day in September

前紹介した『ミュンヘン』と関連する「黒い9月」事件のドキュメンタリーです。貴重な映像群という感じですが、西ドイツのこの事件に対する対応の露骨さにおどろきました。わざとテロリストに飛行機をハイジャックさせ、その取引条件として西ドイツが逮捕して…

ある意味すごい!

久しぶりに早く帰り、テレビを見ていたらすごいことやってました。関連するURLは下。http://www.threeweb.ad.jp/~taxikobe/kaeru.htm 規制緩和でタクシー業界が大変なことになっているらしいですし、この商品を批判できる立場に自分はないなと思います。…

ある子供

「ある子供」(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督)を見ました。うーん。下馬評がよかったけど僕はいまいちかな。 http://www.bitters.co.jp/kodomo/comment.htmlこの映画の紹介として、ニートの物語だというものがあった。たとえば下。 http://www.…

ミュンヘン

ふー。平日に全く本が読めない。仕方ないのかも知れないが、ストレスがたまる。。。日曜日に「ミュンヘン」(スピルバーグ監督)見てきました。すばらしいです。ミュンヘンオリンピックでイスラエル選手団がパレスチナゲリラに殺害された「黒い9月」事件。イ…

アミスタッド

『アミスタッド』(スピルバーグ監督)を見ます。驚きました。すごく出来がよいです。あまり『ジェラッシック・パーク』は好きではないので、『ミュンヘン』どうなんだろうと思い、見てみたのですが。。お話は違法な奴隷貿易船での奴隷反乱の話です。この奴…

SEの教科書

『SEの教科書』(深沢隆司著 技評SE新書)を読む。痛いなー、ここで「まずい」といわれてること、自分すべてやってるぞ。。特に下の部分。「大昔から指摘されている業務システム開発の本質的な問題のほとんどは、コミュニケーションの不足・失敗に起因してい…

マルクスだったら・・

『マルクスだったらこう考える』(的場昭弘著 光文社新書)を読みました。主張としては、社会主義は終わったといわれるが、グローバリゼーションの時代、つまり全面的に商品化された現代こそ、商品経済を分析したマルクスが生きてくるというもの。しかし、僕…

鋼の錬金術師

いやー、ちまたで錬金術、錬金術と騒がしいので、『鋼の錬金術師』(10巻まで)読むの忘れていたの思いだしました。感想は「面白い」です!この漫画でいう「錬金術」とは、まさに現代の科学そのものなんですね。国家と科学との関係、科学と軍事の関係、そし…

図書館情報学と分析哲学?

最近、かなり疲れています。 そこで図書館のお仕事の勉強をするのもおなざりになっているのですが、帰りがけにアホなこと考えていました。実は図書館情報学に違和感があるのですが、それが学生時代に分析哲学に対してもっていた違和感と似ているのです。以下…

ほぼ日手帳

手帳、きまりました。 「ほぼ日手帳」というものです。 相当、有名らしいですが「手帳」をめぐる思想に感銘しました。 糸井重里さんのウェブサイトから出来た手帳らしいです。以下、『ほぼ日手帳の秘密』(幻冬舎)から、糸井さんのインタビューの抜粋です。…

ドゥ・ザ・ライト・シング

「ドゥ・ザ・ライト・シング」(スパイク・リー監督)を見ました。面白い。かつとてもスタイリッシュな映画。しゃべりがリズミカルだし、音楽もすばらしい。人種というデリケートな問題を取り扱っているが、重い感じがまったくない。

20世紀精神病理学史

『20世紀精神病理学史』(渡辺哲夫 ちくま学芸文庫)を読みました。渡辺は精神病理学が「歴史」を見失ってきたと批判します(ただこの「歴史」とは出来事の連鎖ではなく、文化や伝統のような精神的な歴史のことです)オルテガやアレントなど、精神病理学とは…

桜桃の味

「桜桃の味」(アッバス・キアロスタミ監督 ちなみにイラン映画)うめー。 自殺願望の男が車に乗って、さまざまな人に会い、自殺の助けを求めるというストーリーですが、ぜんぜん退屈でない。最後に会う老人に、世界がこんなに美しいのになぜ自殺するのか?…

あけおめ

みなさま あけおめ!です。年賀状いただいた方、ありがとうございます。今日は近くの神社やお寺に行ってきました。おみくじがお目当てでしたが、見事どこにもありませんでした。明日は従兄弟たちとお正月です。でもおおみそか・正月のテレビはつまらないです…