Random-Access Memory

(月3回以上更新目標)

2005-01-01から1年間の記事一覧

イスラムの近代を読みなおす

『イスラムの近代を読みなおす』(臼杵陽 毎日新聞社)を読む。面白いです。パレスチナ問題がイスラム過激派のトリガーとなっているのがよくわかります。「ビンラディーンの精神的な師と言われているアブドゥラー・アッザームという人は、パレスチナ人で、19…

検索エンジン戦争

『検索エンジン戦争』(ジェフ・ルート、佐々木俊尚共著 アスペクト)を読みました。仕事とのからみで参考になりました。内容を要約すると、次のような内容でした。■検索エンジンが進化したのは2つの理由がある。 ・1つは「検索エンジン最適化技術」(SEO…

首相の靖国参拝をどう考えるか(再投稿)

(11月18日再投稿です 管理人)今週は仕事に専念!と思っていたのですが、パソコンを前にするとついつい書いてしまいます。小泉首相が靖国神社を参拝しました。彼の主張を取り上げるのはよしましょう。ただ、ずっと気がかりなのは下のような発言が報道でなさ…

ルード・ボーイ(クラッシュ)

「ルード・ボーイ」(クラッシュの映画)を見ました。映画としては、間延びする感じがあり、見ていてきついところもあります。しかし、クラッシュのライブ映像はすばらしいです。「白い暴動」なんかはぞくっとしました。「俺はおれ自身に白い革命を起こした…

ミリオンダラー・ベイビー

今日も職場を早く後にする。その足で某文化施設へ映画を見にいきました。見たのは「ミリオンダラー・ベイビー」(クリント・イーストウッド監督)です。確かにハリウッドとしては出来が違います。しかし違和感が残った。特に最後の30分。ネタバレになるので…

バブル再来?

今日は職場より早く帰り夕寝。起きて報道ステーションを見ていました。(もうTV見んとこうかなといった先ですが・・)いやー、楽天なり村上ファンドなり、たまんないですわ。金と土地で踊ったのがバブルなら、金とITで踊っているのが今のような気がしま…

今のテレビは見られない・・

たまたま「筑紫哲也のニュース23」を見ていたら、酒屋がつぶれていくという話をやっていました。怖かったのは何千人単位で酒屋さんだった人が、自殺、失踪していることでした。規制緩和によって、大型量販店が酒類を取り扱えるようになったことの余波だとの…

Never Mind The Bollocks

『Never Mind The Bollocks』(セックス・ピストルズ)をレンタルで借りてきて聴きました。パンクだけど、ものすごくポップな音楽。「働く気もないし、ぶっ飛ぶだけさ。それで十分。俺はなまけもの。俺はなまけもの。俺はなまけもの」(7曲目:「Seventeen」…

モーターサイクル ダイアリーズ

「モーターサイクル ダイアリーズ」(ウォルター・サレス監督)を見ました。本当にいい映画です。チェ・ゲバラの映画ですが、変な英雄主義や政治性がなく、南米の美しい風景やそこにくらす人々の様子がちりばめられています。映像に力があるんですよ。

国家と革命

『国家と革命』(レーニン著 ちくま学芸文庫)を読みました。高校の教科書にもでている「プロレタリアート独裁」が「ブルジョワ独裁」と対置された概念だと初めて知りました。「ブルジョワ独裁」とは、形式的には議会制民主主義が存在するけど、実際はお金持…

チェ・ゲバラ&カストロ

「チェ・ゲバラ&カストロ」を見ました。昔ゲバラ関連でとんでもなくひどい映画を見て、途中で映画館を出たことがあるのですが、この映画は見れる映画でした。「革命的人道主義」を目指したキューバ革命がソ連式の共産主義により変質していく過程や、ゲバラ…

パチコン パチコン2

今日は一日中、タッチタイピングの練習。 肩こる〜。

華氏911

職場から早くもどり、「華氏911」(マイケル・ムーア監督)をこの時期になって見ました。映画評として「一本やり」、「ドキュメンタリー映画としてつまらない」との評価が多かったのですが、実際にその側面がありました。あと、大統領選挙向けのプロパガンダ…

パチコン、パチコン

実はタッチタイピングが苦手で、現在練習中。 でも3時間でできるようになった人はすごいな。。。

自分で調べる技術

『自分で調べる技術』(宮内泰介 岩波アクティブ新書)を読む。 職場のイントラネットで紹介されていた。 やはり「調べる」作業は大事ですな。 自分もやってみようと思いました。

下妻物語

『下妻物語』を見ました。研究会で薦められたのですが、おもろい!NANAもそうだけれど、女性同士の友情を描く物語がなぜこんなにおもろいのか。ポイントは「自立」ということに女性の方が男性よりが真剣にぶつかってきたことがあるんじゃないのかと考えてい…

「生きる」という権利

『「生きる」という権利 〜麻原彰晃主任弁護人の手記』(安田好弘 講談社)を読みました。良質のドキュメンタリー映画をみている感じがしました。安田は検察が作り出すストーりーを、ファクトをもとにことごとく覆していく。しかし、多くの場合、真実のスト…

ペンと剣

『ペンと剣』(エドワード・サイード著 クレイン)を読みました。いつものサイード節全開ですが、時折、鋭いなと思わせる箇所ありです。例えばカミュを植民地主義との関連で批判する箇所などです。また、こんな記述もどきっとさせられます。 ご存知かもしれ…

分裂共生論

『分裂共生論』(杉村昌昭著 人文書院)を読みました。ガタリ、ネグリ、スーザン・ジョージの3人を中心として、反グローバリゼーション運動を語っています。ただ記述に少し具体例が少ない感じがしました。その意味で、ガタリの師匠のトスケルの話は面白かっ…

リナックスの革命

実は今、仕事でコンピューターを多用する部署に所属していて、それもあってコンピューターをいろいろ勉強してみようかなと思っています。(つーかやらないとやばいんですけど・・・)『リナックスの革命』(ペッカ・ヒマネン 河出書房新社)は、ハッカーたち…

運命でなく

『運命でなく』(ケルテース・イムレ著 国書刊行会)を読みました。人から薦められて読んだ本です。他のホロコーストものとさほど変わらないのですが、戦後に主人公がハンガリーに帰ってきてからの描写が面白いです。戦後、強制収容所がいかに悲惨だったのか…

戦争映画2本

戦争映画の古典2本、「アラビアのロレンス」、「西部戦線異状なし」を見ました。「アラビアのロレンス」は、英雄物語と思いきや、さにあらず、なんともいえない感じの映画でした。敗走するトルコ軍に「皆殺しだ」と叫ぶロレンス。これはトルコ人に鞭打ちの虐…

Glamorous Sky

今、流行のNANA。ミーハーの僕としては、早速飛びつきました。この曲は映画の主題歌なのですが、漫画で読んだ時の印象と違いました。この曲は「パンキッシュ」であっても「パンク」ではないような気がします。しかし、色気がある歌声です。なんなんだろう、…

抹消という行為

ロバート・フィスクがイラク戦争後のイラクの状況について下のように書いています。図書館で働いている人間として沈痛な気分になります。アメリカは積極的に略奪行為を止めなかったらしいです。中東の帝国主義の歴史を、アメリカが抹消したがっているのでは…

仕事とは・・・

仕事はむつかしい。でも、仕事とは勉強であると友達にいわれ、考え込んでしまった。事前準備、計画性など何か1つのものを書く過程と仕事は似ているのだ。少しこの方向性でがんばってみよう。

古密教展

今日は奈良国立博物館で開かれていた「古密教展」へ友達と一緒に行ってきました。人によって見る時間がこんなに違うなんてという感じでした。でも多謝、多謝。

おもろい記事

ネットサーフィンしていたら、おもろい記事を見つけました。 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/09/ny_1fc6.html 「カトリーナ」から逃げられずニューオリンズに残った人は「自己責任」となるらしいです。

選挙の怪

この選挙で2つのことが言われている。1つ目は「小さな政府」を目指すということ。これは、行政権を減らし、民(資本家)が自由に活動できる領域を増やすこと。郵政民営化であれば、銀行なり外資系の証券会社の領域を増やすこと。2つ目は、「年金制度の改革…

マイ・ネーム・イズ・ジョー

『マイ・ネーム・イズ・ジョー』(ケン・ローチ監督)を見た。この監督、イギリスの貧困と福祉をテーマとしているのだが、何よりもラスト・シーンがすばらしい。救いを呈示するわけでなく、現実はこんなきついんだよと呈示するわけでない。問いの投げかけで…

パッチギ

『パッチギ』(井筒和幸監督)を見る。当初はそんなに期待していなかったけど見てみると、意外に面白かった。政治的な話よりも、愚連隊どうしのぶつかりあいの描き方が絶妙。日本の不良が学ランに「天下統一」と縫いこんでいれば、朝鮮学校の不良が学ランに…