2020年までにノンフィクション100冊マラソンを達成したいなと考えています。

以下は、マラソン本のインデックスです。1件当たり、600字から800字くらいまででコンパクトに感想を書きたいと思います。2018年は、60冊目まで何とかいければと思います。

23冊目:杉田俊介宇多田ヒカル論』(2018.1.4)f:id:tsubosh:20171019223015p:plain
24冊目:トルーマン・カポーティ冷血』(2018.1.5)f:id:tsubosh:20171019223015p:plain


※2017年(22冊目)までは、こちらから。
tsubosh.hatenablog.com

三歩後退一歩前進シリーズ

よく言われる「つまらない私語り」ですが、不惑を迎え、自らを振りかえることにしました。また、日々の生活で考えたこと、改善していきたいことも書いていきたいと思います。自らの怠惰に喝を入れ、愚かさで滅び行く社会の中でも、快活に生きていける足掛かりになればと思います。

その1: はじめに

その2: 学習塾文化の影響

その3: 学習塾文化の影響(2)

その4: デリバリー姉さんNEO、カフカ、後悔

その5: 苦手だった「夢」という言葉

その6: 『勉強の哲学』の変奏

その7: 法律と思い込み

批評ミニアルバム(仮)メイキング

専門を持とうといろいろ模索してきましたが、結局持つことができませんでした。今やることは、関心テーマや領域が散在しながらも、1つ1つの問題や作品を批評したものを書き溜めることしかないかなと考えています。まずは、1年という期限を区切って、批評ミニアルバムを作成してみようと思います。そうして、自身、批評にさらされなければなりません。

・メイキング1:構成を決めました。

・メイキング2:イベント行ってきました①。

・メイキング3:「【映画評】<映画>と<映像>のリミットを往還する―ジャハール・パナヒ『これは映画ではない』『人生タクシー』論」(前編)(後編

・メイキング4:「【ロング書評】ジャック・デリダ『アーカイヴの病』を読む」(前篇)(後篇f:id:tsubosh:20171019223015p:plain

冷血

ノンフィクション24冊目は、ノンフィクション・ノベルの代表作、トルーマン・カポーティの『冷血』です。お正月休みに一気に読みました。

冷血 (新潮文庫)

冷血 (新潮文庫)

 

『冷血』もはじめて接したときには、犯人ペリーが説明しがたい衝動から一家四人惨殺の凶行に走るシーンをクライマックスとする不条理な犯罪劇に圧倒された。しかし、今回は、衝撃的な事件の背後から、家族の物語というまた違った相貌が立ちあらわれてくるように思われた。(p.620「解説」)

陰惨な事件がテーマとなっているため、こう言うことに若干の後ろめたさも感じますが、これほど「面白い」小説はなかなかないです。たびたび出てくる夢のシーンからわかるように、登場人物の心象についてかなり突っ込んで書かれているのですが、取材によって得た事実ではなく、カポーティ自身のイマジネーションではないかと感じたところが多々ありました。事実ベースの物語なのですが、随所に小説家独特のセンスが感じられます。